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愛想笑いで乗り切るのはやめた

会社では基本的に笑顔で楽し気、ちょっと適当だけど悩み事なさそう。
そんなイメージでやってきた。というか、やってきてしまった。

悩みあるよ!楽しくない時もあるよ!
でもそう装うしかなかったんだ。


新卒から入社して、一癖も二癖もある諸先輩方に囲まれてきた。
この記事でも語っているけど、揉め事もしょっちゅうある職場だった。


新人ペーペーの私はなすすべもなく、当たり障りのない笑顔を浮かべてやり過ごす。

数年が経って、本当の笑顔のような愛想笑いを覚えた。レベルアップ。
自分が出せるようになって、少し毒のある会話も楽しんで(見える様に)出来る様になった。

その結果、本当に仲良くしている人以外信じられなくなってしまったのだ。




また職場は男性社会で男がセールス、女はアシスタントと役割分担があり、どうしても男性主導になりがちになる。
そうなると、こう余計なお世話というか、下世話というか、要はセクハラめいた発言が多くなるのだ。

最初は丁寧に傷ついていたけれど、段々と感覚が麻痺してくる。
言われても、やめてくださいよーニコニコで乗り切ってしまっていたのだ。


今考えれば、それは相手を増長させるだけで、私の方もその会話を楽しんでいると勘違いさせてしまっていた。
そうではない、面倒だから愛想笑いして、適当に流していただけだ。
男性優位の職場だから、嫌われるより好かれた方がいいという、思い込みもあったように思う。

何なら上手く流せる私は大人、という盛大な勘違いをしていた。


もうそういう事に疲れてしまった。
愛想笑いをしなくても、任せられた仕事をすれば物事はスムーズに運んでいく。

愛想笑いをしないからって、不愛想にするということではない。
話し掛けられても無視するとか、不機嫌なそぶりで返すということではない。



フラットな気持ちで、表情と口調は穏やかに、無理して笑顔を作らないということだ。
本当に笑いたい時は、もちろん笑う。ガハハと笑う。

そうは言っても、つい反射で愛想笑いをしてしまうこともある。
長年自動で動かしていた筋肉が勝手に動いてしまうのだ。


静まれ筋肉!私は今本当に笑いたいのか?
自問自答する日々がまだ続きそうだ。

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