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アイドリッシュセブン9周年前夜で吐きそう

「アイドリッシュセブン」を知っているだろうか?
簡単に言えば男性アイドルソシャゲを基本としたメディアミックス作品である。
最近だと去年5月に上映された「劇場版アイドリッシュセブン BEYOND THE PERiOD」(通常ムビナナ)が興行収入30億を超えて映画界隈でも観ている人を見かけるほど盛り上がったことが有名だろう。
そのアイドリッシュセブンが明日2024/08/20に9周年を迎える。そのため私は気が狂いそうになっている。何故、好きなコンテンツの周年記念日で楽しむのではなく「気が狂いそう」になっているのか。それは「アイドリッシュセブン」は私にとって「コンテンツ」ではなく「宗教」であり「信仰」となってしまったからである。
私にとって「アイドリッシュセブン」は単なるソシャゲではない。生きる道筋であり、生きる支えである。これは本来「宗教」が担うものであろう。ちなみに私は所謂宗教に分類されるものに寄与したことはないし、実家も特定の宗教に所属していない。
何故、「アイドリッシュセブン」は私にとっての「宗教」であり「信仰」となったのか。個人的に観測範囲内では「アイドリッシュセブン」を男性アイドルものとして消費している層と「アイドリッシュセブン」を「信仰」として生きている層は半々位だと思っている(勿論私が親交のある層は全員後者に多かれ少なかれ足を突っ込んでいる)。
私が「アイドリッシュセブン」に出会ったきっかけはTwitterでの大々的な告知だった。その時は私は生粋の「女性声優のやるイケメンしか愛せない」オタクであったので、ビジュアルと声優を見ながら内心(デザインは可愛いけど声優男性か……。この子(脳内で歴史修正が起きてなければこの時見た目が一番好きだと思ったのは「九条天」であったはずだ。)が女性声優ならばなぁ……。)と思っていた。ちなみに、今思うとこれは完全に的外れな感想である。九条天は斉藤壮馬氏以外に演じられる声優はいないと断言できる。あんなに母性を出せる男性声優はいない。
付き合いの長いフォロワー(勿論この方も「アイドリッシュセブン」を「信仰」にしているタイプである。)に定期的に「アイドリッシュセブン、やりませんか?」と勧誘を受けていた。リリース1年経った辺りから定期的に勧誘されていたので数年は勧誘を受けていた。下手なマルチよりもしぶとい勧誘である。そのたびに当時スマホを持っておらず、小型タブレットでインターネットを見ていた私は「対応機種じゃない」の一言で断っていた。
そのような攻防(?)が数年続いた結果、「アイドリッシュセブン」がアニメ化した。フォロワーは「「アイドリッシュセブン」がアニメ化してシナリオ追いやすくなったので、アニメだけでも観てほしい」と勧誘を受けた。
当時私は前職で御局の女性社員のルールをガン無視した結果、バチクソに嫌われてしまいイヤミというか割とイジメられ、仕事も要領が悪く、全てが上手くいかず適応障害を起こして半分くらい休職みたいな状態だった。要は割と暇だったのだ。
映像関係のサブスクには大体入っていたので、「アニメなら軽く見られるし観るか〜」という軽いノリで私は「アイドリッシュセブン」のアニメを観始めた。

気づいたら一期を全話観ていた。
「アイドリッシュセブン」、めっっっっちゃ面白すぎだろ………………………。

それから狂ったように「アイドリッシュセブン」の話をTwitterでしていた。当時のツイートは数年前に他ジャンルの昔の自分のツイートが解釈違いすぎて外部ツールを使って消してしまったので、発掘できないのが惜しいくらい「狂気」があった。
この続きが気になりすぎるがアニメの続きはまだ製作中だった。続きを読むにはアプリをダウンロードするしかない。
当時ガラケーしか使わん!と老害丸出しだった私はその主義を簡単に捨て、開店直後のヨドバシカメラに行き、スマホコーナーで「アイドリッシュセブン」の対応機種のページを店員に見せながら「このアプリゲームが出来るスマホの中で一番性能の良いものをください!」と言った。前職はなかなか残業しまくっており、ここだけの話手取で30万を超えていたので金に余裕はあったのだ(ちなみにこの時の貯金は大体アイドルマスターシンデレラガールズとアイドリッシュセブンの課金でいつの間にかなくなっていた)。
こうして私は「アイドリッシュセブン」のシナリオを読める環境を得た。ちなみにこの時の私の狂いぶりに私に「アイドリッシュセブン」を布教したフォロワーからDMで「はちたそさん、お金大丈夫ですか?!?!」と心配のDMが届いた。スマホ位なら当時全く痛手ではなかった。その後の課金はアレだけど………。
ここまで書くと「完全に頭狂ってるオタク」でしかない。実際そう思う。私がこんな激やばオタクエピソードを公開してるのは、「アイドリッシュセブン」は人を動かすほどの力のあるコンテンツということを示すためだ。
「アイドリッシュセブン」はアイドルものである。彼らはファンを思い、仲間を思い、高みを目指していく。その姿は人の心を震わせる。何故なら「アイドリッシュセブン」はアイドルを通して人間を描いているからだ。九条天の仕事への取り組みは「プロ」として働くのであれば、心の何処かに置いて置かなければいけないものだ。和泉三月のコンプレックスは誰もが必ずわかりやすく輝く才能があるわけではないことに起因しているが、それはむしろ芸能人よりも私達の方が当てはまるのではないだろうか?
何故なら「アイドリッシュセブン」は根底に「人間讃歌」というテーマがあるからだ。これはキリスト教等普遍的な宗教と通じるものではないだろうか?それがエンターテイメントとして誰でも受け取りやすく演出され提供されているのが「アイドリッシュセブン」である。
ちなみに上で「アイドリッシュセブン」に課金して貯金消えた……みたいなカスオタクエピソードを書いたが、「アイドリッシュセブン」はシナリオを追うだけなら正直課金は全くいらない。キャラに入れ込んだ一部のオタクが勝手に自己責任で課金してるだけである。いやだって九条天と亥清悠のURはほしいじゃん…………。
正直オタクの口座からいかにして引き出すかを競ってるソシャゲの中ではかなり良心的なソシャゲであるので、シナリオだけ読む気持ちで気軽にDLしてほしい。

アイナナしようぜ!

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