作詞コンペに落ち続けたり、歌詞を酷評されても落ち込む必要はない

 お久しぶりです。作詞家soranoです。なんかずいぶん忙しさにかまけて、noteも更新せずでした。便りがないのは良い知らせとはよく言ったもので、うちの親はこれをそのまま信じています。渡米してから約20年、だいたい月1ペースで実家に電話をしていますが、私から連絡がなくても一切心配していない様子。

 でも「忙しい」って本当にいいことなんですよ。余計な事考える暇がないから。作詞家を目指してからもう10年は経つわけですが、作家事務所にお世話になって、作詞コンペに参加するようになってからは、まあ落ち込むことが多いです。知らないうちにため息とかついてます。でも次々と作詞コンペやら、ちょっとした依頼やらが入って、忙しいときは、落ち込む暇がありません。どんどん前に進まないといけません。一息ついたり、暇になると、余計なことをいろいろ考えちゃうんですよね。

 だいたい、作詞家を目指している人で、作詞の添削を受けたりすると、そこが最初に落ち込むポイントですよね。添削をする人のやり方にも寄りますが…「ズバズバ言って現実をみせるような添削」も「褒めて、持ち上げて、調子に乗せていく添削」もありますからね。私は前者の添削というか、コメントを一番最初にもらったので、そりゃ最初はへこみました。作詞って、特に初めの頃は、自分の素の部分が大いに関わってくるので、酷評されると人格否定をされたみたいな気分になるんですよね。(これ作詞だけじゃなく、作曲もそうだと思いますけど。)作詞コンペも同じです。コンペで箸にも棒にも引っかからないと、「しょせん自分なんて…」という気持ちになってくる。わかります。みんなそうです。

 でも、ここで重要なことをお伝えします。落ち込む必要は一切ありません。歌詞への酷評も、コンペの結果も、あなたの人格を否定するものではありません!悪かったのは着眼点、モチーフの使い方、表現の仕方などなど、求められていたものと違った、もしくはそこに及ばなかったというだけです。

 落ち込んでしまうのもわかります。まあ、私だって暇があれば落ち込みます。でも、もう落ち込んでも仕方ないことだけはわかっているのです。やらなければいけないことはいつだって、分析と対策。なぜできなかったのか?なぜ求められていたものと違ったのか?これからどうすればいいのか?次のために、その次のために、インプットを続けなければいけない。暇になった時ほど、やることは山積みです。落ち込んでいる暇などありません。

 とはいえ、リラックスする時間も必要。根を詰めろっていうわけではなく、自分をうまく調整してきましょうってことです。落ち込むことも悪くはないですが、むだに落ち込みすぎないように。うまく緩急つけられる人が、この仕事を長く続けられる人だと思います。お互い、適宜がんばりましょう!


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