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All That Jazz 感想

ダンスをより好きになった作品であり、「人生って、ああ無情」と子供ながらに感じて怖くなった作品でもあります。
ボブ・フォッシーの自伝と言っても良いストーリーがジワジワと1人の人間が精神的に蝕まれていく様が悲劇。だがそれを舞台仕立てにすることで自虐コメディにまで押し上げていく。
酒飲み女癖悪く不摂生をしてああなるのは自業自得。
ただ踊りをマジでやってる者には細部までこだわる主人公の拘りには共感するし、ステージ上からスタジオまでダンスシーンは最高で胸踊る。
80年代のアメリカを感じられてJAZZも感じられるのは嬉しい。
仕事は絶好調、でも人間関係も体も精神もボロボロになっていく1人の男の転落物語は、段々恐怖と笑いと皮肉で彩られていく。
力強くあの世にいく主人公の姿は、最後まで1人のエンターテイナー、choreographerとして生きていきたかった姿なのだ。
ラストに踊り切って(現実はベッドの上)主人公はやり切ったと願います。多分後悔しまくって悲惨な気持ちで天国に行ったんだろうけどね。Lyraのブログもよろしくお願いします→👠




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