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土の時代の終わりに寄せて
【2024年11月20日、風の時代への完全移行】
すごく仰々しい見出しですが事実、明日なのですね。
土の時代とか、風の時代とか、なんじゃらほいという方もいらっしゃると思うので、本題に入る前にわたくしも振り返りたい気持ちもあるので軽くおさらいしましょう。
そもそもこの“○○の時代”という言葉は占星術上に存在する4つの属性(土、風のほかに、火と水がある)に基づき、それぞれの時代の在り方や世の中の動きを示す代表的な属性が○○の部分に入るようになっています。
仕組みとしては、12星座が4つの属性に分かれるようになっており、特定の惑星や星座が近づく瞬間があるのですが、これがなんとこの220年の間は基本的に土属性(または地属性)の牡牛座・乙女座・山羊座がメインでした。
ところが、2020年の12月、その星座が風属性の双子座・天秤座・水瓶座と近づくタームに入ったのです。
特に2021年12月頃に木星と土星が近づいた時に土の時代は終わりに差し掛かり、風の時代がいよいよ来たと言われるようになりました。
ですが、正式にはこの記事を書いている日の翌日、2024年11月20日に冥王星が水瓶座ゾーンに移動しきった瞬間に、本格的に風の時代がやってくる、完全移行する、と言われています。
要するに200年に1回しか起きない天体の移動があって、それがだいたい2020年の12月~2024年の11月にかけて4年の間にちょっとずつ変わりながら、徐々にバトンタッチしました、という雰囲気で解釈してもらうとわかりやすいかなと思います。
※だいぶ簡単に説明しているので専門家の皆様は解釈違いやぞ!ってなったらすみません……。
人生100年時代とは言えど、200年はさすがにまだまだ人間では超えることの出来ない壁ですから、もちろん土の時代だけしか体験せず終わった方もいらっしゃることでしょう。
また、今授かっていてお腹で生まれようとしている命の多くは風の時代しか体験できないはずです。
何故なら次に風の時代から水の時代へと変わるのはまた200年後くらいなので。
そう思うと今、自我のある状態で時代の境目に立っている人は貴重な体験をしているのかもしれません。
あるいは、波乱の中にあるのかもしれませんが。
今日はそんなわけで本格的に風の時代が始まり、完全に土の時代が終わってしまう前に言い残したことを書いておこうと思います。
【土の時代はどんな時代だったのか】
①一般論と史実から見て
土の時代にはこのようなキーワードがあります。
・資産、金銭、経済
・組織的な動き
・物質的要素
・ブランド力や学歴などのいわゆるスペック的なもの
・地に足のついた状態
・上下がある状態
・目に見て取れる、触れることのできるものを重んじる
ちょうど土の時代の始まり(火の時代の幕引き)は18世紀末の産業革命の時期でした。
まさに物質的に手に取って使える便利なものが発展し、工業で経済が豊かになり、それを生業にした会社組織が産まれ、現代経済に深く関わる働き方が確立されるきっかけとなったような大きな動きです。
また、その後世界恐慌が起きた時に経済的な打撃が人々の生活に大きく影響を与えたのもまた、経済や金銭、資産にこそ価値があると見出した人々の創りだした出来事のようにも思えます(いや実際明日食う飯もねぇ!ってなった当事者としたらそんな悠長なこと言ってられない必死さなんでしょうけれども)。
今では何をしても「ハラスメント」「不適切」とされがちなことが平然と行われていた時代を思い出すと上下関係や組織というイメージもあったと思います。
日本も高度経済成長期には大きく土の時代の恩恵を受けたのではないでしょうか。
しかしながら、バブルは崩壊してから先行きが不安な平成の時代に突入。
長い目で見ると産業革命~明日で終わる土の時代の中ではこのバブルの崩壊はだいぶ後ろの方の出来事ですから、人々に「そろそろその価値観捨てる準備を」と天が呼びかけたかのようにさえ感じられます。
今では「3高」なんて言ったら古臭いのでしょうが、それこそ高学歴・高身長・高収入の男性がモテますといった風潮なんて、まさに土の時代っぽさを感じますね。
②Lyra個人の生きた主観からして
Lyraは生まれた時にはバブルが崩壊していました。
お金が無いことや老後の心配、年金がもらえないのは当たり前の時代でした。
だけど親世代はバブルを経験しているし、かといって祖父母世代は戦争を経験し高度経済成長を経験しているからこそ「勉強して良い大学に進むといっぱいお金が稼げるようになるんだよ」という教えが一般的だったかなと思います。
Lyraの家はちょっと変な方針だったので別のことでもいいからとにかく磨きなさいって感じだったので土の時代は相当生きづらい家庭だったかもしれません。笑
でも振り返るとブランドには相当こだわっていた気がします。
やっぱり初任給で親にプレゼントとか、自分へのご褒美とか、いちいちお高いものをご褒美にしがちだった記憶があります。
それもフレッシュだったあの頃までで、占いというまさに目に見えない世界観に触れるのが当たり前のようになってからは、もっと違うものにお金を使うようにもなりましたが。
私自身はひとりっ子だったり墓守娘であったり色々と事情があったのであまりそういった夢は描かなかったのですが、周りの子は「良い会社に勤めて、素敵な人と一緒に、一軒家を建てて住むんだ!」というのが夢であるという同級生も多かったです。実際にこの年代になってくるとそれを叶える子も多くおり、皆、自分の大切な価値ある家や資産を持っています。
わたくしは土の時代向きじゃなかった気がするので、もし得たものがあるとしたらせめても地に足をつけて頑張るちっぽけな根性や数字やデータを必死にかき集める努力とか、いわゆる「足で稼ぐ」感じのやり方も一回してみて、憶えたことくらいかもしれません。
【風の時代とはどんな時代になっていくのか】
①一般論と推測から見て
風の時代にはこんなキーワードがあります。
・情報
・目に見えないもの
・仮想空間
・感性やセンス、美的感覚
・波長や波動
・個人、オリジナリティ
まさに象徴的なものとして場所を選ばずリモートで仕事をできるように強制的になったのは2020年の感染症流行によるステイホームの時期でしたから、風の時代はこういう生き方やライフスタイルなんだなと感じられた方は多かったかもしれません。
また、デジタルアートやAIアートがどんどん前のめりで成長中なことも仮想空間や人間の手では及ばないオリジナリティを出すといった点で風の時代らしいなと感じます。例えばVtuberやウマ娘なんかを見ていると中に存在しているものというよりはそのヴィジュアルをまとった概念そのものを推すという傾向がうかがえます。
あるいはビットコインなどもそうでしょうか。
実際に手に取れる資産価値のあるものや現金ではなく、仮想通貨による資産形成が注目されています。まだ日本では法整備が完全ではありませんが、徐々にこうした目に見えないけれど確実に存在はしているよねというものが重要視されていくのかもしれません。
気がかりなのはこの後少し突っ込んだ形で記述するつもりですが、情報といったところも大テーマだと思います。
インターネットの普及、SNSの普及により、真偽の判断がつかない情報が物凄いスピードで広まるようになってきたかと思います。
今後これはもっと加速するでしょうし、デジタルネイティブ世代の子どもたちにとってこの情報の取捨選択を大事にしてほしいと思うところです。
②Lyra個人の体感や願望を込めて
Lyra自身が実は水属性の星座なので、まぁ、土だと吸収されて養分になってしまうので、それよりかは蒸発して風になって誰かに届く方がまだしも仲良くできるのかな?なんてノリで、正直なところ2020年時点では風の時代について深く考察することはあまりありませんでした。
しかし実際にこのたった1,2年で随分考え方が変わりました。
とにかく怒涛のように情報の嵐に巻き込まれるのです。
ニュースを見て共感性が高いために病んでしまうみたいなのは前からあったのですが、より一層それが強くなった気がしました。あまりにメンタルが落ちることが多いので、家族がテレビを積極的に消すほどに。
他人に情報を遮断されて初めて「あ、わたし風の時代にすっかり振り回されちゃってる」「ちゃんと風に乗らなくちゃ」と思い至ったのです。
そこで自ら情報の取捨選択のコントロールを行うようにしてみたのですが、代表的な出来事として、とある芸人の方の性被害の報道と、とある西日本の県知事の方の再選に関しては、非常に風の時代の力を感じました。
そもそもが“風の噂”で始まった不適切な言動とその疑いの目が一気に世間から向き、“風評”を招くことになります。しかしながら蓋を開ければ再びインターネット上の“情報”を通じるなどして、事実がひっくり返っていく。
(※当事者の方にとってはもちろんこれは風のように目に見えないものではなく直面している出来事であることは理解していますが、大衆の多くは風として受け止めているであろうという仮説です)
どちらもLyraにとってそこまで思い入れがあるとか、関係が深いお人でなかったために、静観(あるいは傍観)しておりましたが、始まりから今現在に至るまでの流れを見ていると「これが“風”の力」とピンときたものがあったのです。
【特記:時代の節目と共にいなくなる人たち】
本来はこの章は書く予定が無かったのですが、今朝突然の訃報が入ったため急遽書くことにいたしました。
先日、俳優の西田敏行さんが亡くなられました。
わたくしの中ではこの人の演技はとても人情深く、温かみがあって、それこそ土のような安定感と養分を感じられる存在でした。
そして、今朝、作家やエッセイスト、翻訳家、そして詩人として有名な谷川俊太郎さんの訃報を目にしました。
嗚呼、そうか、こんなにも言葉に息吹を込める人もまた、去るのだとなんとも言えない気持ちになりました。
想えば、時代の節目にいなくなる人というのはなんとなくいるように思うのです。
わたくしの祖父は信心深く、死後の世界や災害の予知などに興味関心がありました。
そんな祖父が突如としてなんの前触れもなく息を引き取ったのは東日本大震災の数日前だったのです。
祖父は何の本を読んだのか、何の予知を知ったのか、情報の出どころは定かでありませんが、生前「いつか大きな災害が来て人間が少しふるいにかけられてしまう」「その時Lyraは生き残らないとだめだ」といったニュアンスのことを言っていました。実際にあの災害がそうだったとはわたくしは想っていません。ですが祖父の目線からすれば「人々が混乱に陥り、淘汰されて自然に負けていくのはもう見たくない」と目を閉じたのかもしれません。
祖父は戦争でスマトラ島に派遣され命の闘いの前線にいた人です。戦争が終わったことを知らされないまま数か月後に戻ると家も家族も全て無くなっていた、そんな人です。
時代の節目や大きな事件の前、転換期にはこうしてその後の世界を生きないために閉じていく人がいるのかもしれないと祖父の出来事から想うようになりました。
そのため、今朝の谷川先生のニュースを見た時「風の時代に言葉を並べる先生も見てみたかった」「けれど先生の魂はきっと土の時代に全てを遺し切ったのだろう」そんな風に感じました。
惜しい人でしたが、たくさんの大切な言葉をくれた先生に心からの感謝を添えてご冥福をお祈りいたします。
【土の時代に言い残したこと、風の時代に伝えたいこと】
土の時代が果たして悪だったかと言えばそんなことはありません。
泥まみれになりながらコツコツ働き、時代を築き上げた先人たちの鼓動を受け継いでわたくしたちはまた次の時代を創り上げていくのだと思います。
何かで聞きました、「人は地に足をつけていないと生きていけない」。
でもそれは概念的なことで、グラウンディングや瞑想のメソッドを“情報”として持っているだけでも、生きていくことが可能なのがこの先の時代なのかもしれません。
この先、強い風が吹いたとして、その風に乗ってどこまでも遥か遠くへ行ける自信があるなら良いでしょう。ですが悪い風に流されて未開の地に落とされるのが怖いのであれば、土の時代に学んだ地に足をつけて踏ん張る力で、嵐を耐え忍ぶこともまた必要だと思います。
これは、2つの時代をまたいで経験しているわたくし達にしかできないことかもしれません。
風は地球の呼吸のようなものです。
目を閉じて深呼吸をするように、大地の息吹を感じながら風の時代を生きていきましょう。
【おまけ:すっげー刺さった一冊】
いや、もうすぐネットフリックスで『百年の孤独』が映像化するんですよ。
夏にね、ついに文庫版が出て、装丁もむっちゃくちゃ良くて、読書界隈はちょっと湧いてたわけですね。
でもあまりに人気で品薄で、近くの本屋にあんまりなかったんですけど、この前ちょっと2025年に向けての占い関連の書籍や手帳を買いに本屋さんに行った時に入荷してたんですよ。
で、読み返してたら
これバチバチに土の時代に風の時代に思いを馳せた人々の物語じゃねーか!
ってなって今すんごい読み込んでます。めちゃくちゃ楽しい。
錬金術とか村を築くとかそういう資産や経済や組織っていう個体を産みだすことに必死こいてる一族なのにさ、一方でこう、人との愛やすれ違いにすごく嘆いたり悲しんだり自分の気持ちに迷いを感じたり衝動が湧いたり……
とにかく人物の名前がかぶりまくってめんどくさいので読んだことない人は出てくるたびに適当にあだ名つけながら読むのおすすめします(元祖ホセパパとか、ホセ兄とか、第3のホセくんとか)。
でもせっかく土と風のエレメントに少しでも興味持ってくださった方にはちょっと挑戦してほしいなぁって思います。
むずかしそうだったらネットフリックスに加入してください(ダイマ?w)
12月11日に配信始まるらしいです!
今日もお付き合いくださりありがとうございました。
素敵な新しい時代の幕開けをお過ごしください。
↑こんな文章の締め方200年に1回しかできないから貴重だね!笑
Lyra