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#02 孤独にはじめたKindle出版

はじめてみた(2022年9月)


 2年前、Kindle出版をはじめたきっかけは、疑問からだった。

 当時、Kindle Paper White(Kindle読書末端)を手に入れた私は、読書の最強の相棒であるKindle Unlimitedにも加入していた。
 紙媒体での本の購入を妻に禁止されていた(家じゅうが本で溢れかえっていたため)私は、貪るようにこれで本を読み漁っていた。
 だって、Kindle Unlimitedに加入していると定額で多くの本が読み放題だからね。
(2024年10月現在:月額980円)

 そんな中、私は疑問を抱いたのだ。
 「この本、誤字脱字が圧倒的に多くない?」
 「ブログより内容が、無い本だった……」
 「中学生並みの文章だったんだけど……」
 「え? この本は何を言いたかったんだろう……」
 学ぶために本を読んでいたにも関わらず、駄本・駄文によって私の時間が、圧倒的に無駄になる。

 そんな中、目に入った本がKindle出版に関する書籍。
 早速にダウンロードし、読んでみて驚く。
 なんと自分で本を出せるとのことだ。
 さらにしっかりと読み込む。

 「これなら……、本を出せるぞ……」
 興奮を抑えきれない私は、寝室を飛び出し、ホコリをかぶっていたPCを引っ張り出した。
 そして、ライティングソフトを立ち上げ、作品を書きはじめる。

 「私の表現が、できる場所がある!」
 「私の想いをここに残したい」

 こんな勢いから、はじめたKindle出版。

 最初はなにもわからず、ただ自分の伝えたいことを叩きつけるように書いていた。
 誰かに伝えたい、自らが学んでよかったこと。
 誰にも聞いてもらえなかった、私の想い。


 そんなコトバを孤独にKindle本に綴っていた。

 SNSもはじめていなかった私はただ、一人で書いていた。


 ただ、自分の考えや想いを書くことが、とても楽しかった。

 気付けば、1週間に1冊ペース、気づけば、9冊を書いていた。


 そこからしばらくして、ようやくX(旧Twitter)をはじめた。


 SNS上には多くのKindle作家がおり、コミュニケーションを楽しんだ。
執筆速度は落ちたものの、読まれるページ数は鰻登りになった。


 わちゃわちゃと自由に、その可能性を広げはじめていった。


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