【エッセイ】#36 腕立て伏せと腹筋と懸垂、スクワット、30秒ダッシュ２セットの後には、２Ｌのプロテインが待っている。

　ああ、正直、題名とちょっと違うと思う方がいるかもしれませんが、私としては直結しています。

　結局のところ、文章と筋トレは非常に近いものであると感じている。
　それは「人間は裏切るけど、筋トレと、文章能力の切磋は、努力した人間を裏切らない」ということ。

　筋トレは自らの身体に負荷をかけ、そこに抗うことで筋肉が大きくなり、理想の身体を得ていく過程だと思う。

　同じく、文章能力の切磋は、書けば書くほど、そして磨げば、磨ぐほど、理想的な文章に近づき、自分のコトバを伝えられるようになる。

　もし、仕事を失ってしまったとしても、ここまで作り上げてきた筋肉と、手に入れてきた文章能力は私の中にある。

　これを使って、何度でも立ち上がれるという、根拠のない自信がある。
いや。
　根拠がないわけではない。
　私には筋肉と、文章能力が備わっている。
　だからこそ、どんな状況になったとしても生活するだけのソレを与えてくれると確信しかない。

　だが、コイツ等は、結構、欲しがりな子猫ちゃんだとも思っている。

　筋肉に関しては、一定程度の期間でのハードトレーニングを欲しがるし、莫大な栄養（特にタンパク質）を欲しがる。

　文章に関しては、インプット（読書）とアウトプット（執筆）を欲しがり、それを行わなければ静かに私の元を去る準備をする。

　面倒くさいコトこの上ないのだが、この２匹に見初められてしまったからには、きちんと愛してあげなければとの思いもある。

　まあ、本当はこの２匹に可愛がってもらっているのは、私なのだが・・・。

　ここから３カ月は私の作品の出版ラッシュ。
　ここまで作ってきた作品や新作をどんどん出していきます。

　あと・・・、新人賞への応募と、作家同士の殴り合い会への参加もします。

　ああ、人生ってオモシロイ。
　自分で、「こうやりたい」と決めれば、いつからでも変えられる。

　私と一緒にあなたも楽しんでみない？