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暁の文章術

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【はじめに】

 こんにちは。おはようございます。こんばんは。

 今回は、暁の文章術の購入をご検討をいただき、誠にありがとうございます。

 私が数々の作品を書く時に気を付けている箇所、そして心がけている表現に関して、まとめております。

 正直、たくさんのことを考えながら書いているので、長くなると思いますが悪しからず。

 こうやって言語化しておくことで、私自身のアタマも整理できますし、あなたにも活用していただけるものとなりますので、全力で書いていきます。

 あ……、私の脳味噌の中、見られちゃうってことやん……(/ω\)ハズカシイ・・・

 冗談はさておき、
 私が作品を書く時に基本として、気を付けているのは、大きくわけて7つ。そして、「文章のルール」という特典です。

1.全体像・想定読者
2.着想・ストーリー・最終着地地点
3.登場人物、性格、状況
4.全体構成・構成
5.表現方法、言い回し、段落
6.伏線のようなモノ、あるいは連鎖
7.最後の場面のこだわり
8.想いを持ってかくということ
9.正式な文章ルール


ね。

長くなりそうでしょ?
あんまり、あれが、あれして、あれだったら、興味のある所だけ掻い摘んで読んでくださいな。

あ、今回のこの記事。
実は、更新をしていくタイプの記事です。
少しずつ記事の金額を上げていきますが、最初にご購入をいただいた方は更新部分も読めるようになります。

第1回の更新では、作品全体に関してのお話ですが、第2回以降の更新では、「作家であれば知っておきたい知識」を随時更新していきます。

私のヒミツのコミュニティではこいった情報を無料で垂れ流しています。
ご興味があったら、Xへご連絡をくださいな~。

うっし。
私も気合を入れて、いきますよ~。

あ、でもね。
私からは、学ぶことはないよ~。と思う方は、スルーしていただいて構いません。

私の文章から何かを得たいと思う方は、手に取ってもらえると嬉しいです。


全体像・想定読者

 今回の作品は、拙書の一部を用いながら紹介をしていきたいと思っています。

 作品を書きはじめる際に一番最初に行わなければならないこと。
 それは全体像(テーマ)の選定と、想定読者の絞り込み。

 作品は「なにを主題として書くか」が最も重要になります。
 そして、次に「誰に読んで欲しいか」が大切になります。

 この2つはときに入れ替わることがありますが、最も重要な要素であることを理解していただけると嬉しいです。

 でも、それだけでは「ふ~ん。ほ~ん」で終わる可能性がある。
 だから、各々に関して深く掘り下げていきたいと思います。

 
 まずは全体像(テーマ)。

 あなたの書いていく作品の中で根本として何を伝えたいかを設定します。
 
 この全体像は、ここから作っていく作品の根源的なコンセプトになりますので、しっかりと決めておく必要があります。

 
 全体像(テーマ)= 本や文章であなたが伝えたいことの本質

 
 これを念頭においてもらえれば、設定しやすいのではないでしょうか。

 私が拙書「暁の帝王学」を書いた際に設定したのは、以下のように考えました。


 テーマ:『生きる』を考える。
(随分、大上段に構えてしまったこと、正直、悔やんでいます……)

 誰しもが必ず向かい合う問題をテーマにすることで、読者の裾野が広がると考えました。

 いうなれば、HARMの法則のHealth(健康)とAmbition(意志)、Relation(関係)(ちなみにMは、Money(お金))に複合的に関わるモノにすると想定しました。

 あ、HARMの法則とは、上記のHealth(健康)、Ambition(意志)、Relation(関係)、Money(お金)は、多くの人の関心ごとであるため、これらを題材とした本や記事が読まれやすいといったものです。

 あなたも本や記事を書くさいに少しだけ、気にしてもらえると読まれる可能性がありますので、アタマの片隅にでもおいてくださいな。


 さて、偉そうに能書きを垂れていますが、私が「いつもだったら」どのように書いているかをこちらでちょっとだけ紹介します。

 

――いつもだったら―――――――――――――――――――――

テーマ選定に関しては、多くの方が論じていますが、私は断然、「あなたが書きたいもの」をテーマとして選定すべきだと考えています。

SEOや市場に求められているものをあなたが書くことができ、書きたいのであれば、それを選定すべきでしょう。

だけど、そこまで……。市場に求められるものって……。と思うようであれば、あなたが書きたいテーマを書くべきです。
だって……、書きたいテーマで書いた方が、楽しいでしょ?

書くこと。表現すること。って、大変なこともあるけど、本当は楽しいことだと私は思うんですよ。

自分の書きたいことを自由に書いているときは、「俺様モード」で書けるわけですから。
「自分の考えや気持ちをもっと知ってよ!」って、感じで書けるから。

本当は、本ってそうあるべきなんだと思うんですよ。

本を書くときまで、社会や経済や他人に忖度するつもりですか?
そういうのが嫌だから、自由に書けるこの世界に入ったんでしょ?

表現とは本来、自由なもの。
誰彼になにを言われようとも、あなたの作品なんだから自信を持ってテーマを選んでください。

私は、あなたらしいテーマ選定を全力で応援しますよ!

――ここまで――――――――――――――――――――――――――

テーマ選定の失敗を経て、今回は、具体的な想定読者を設定しました。
あなたにも是非、想定読者の設定をしてもらいたい。

想定読者の設定とは、「その人、一人に向けて、この本は書いています!」と言い切れるくらいに対象を絞るものです。

これを行うことで、文章に気持ちが入り、伝わりやすい文章になっていくと言われています。

私は、想定読者を、

・38歳会社員男性
・妻、子ども2人と同居
・実家からはあまり離れていないところに居を構える
・会社が最近ツマラナイ
・趣味も特にない
・先日、祖父を亡くした
・これをきっかけに人生を考え始めた

以上の条件の人に向けた作品を書くと設定しました。

はい。
これ、5年ほど前の私です。

5年ほど前の私にむかって、「この本を読んで、一歩踏み出せや!」って、気持ちで書いています。

――いつもだったら―――――――――――――――――――――――――

想定読者は、結構しっかりと作り込んだ方が、気持ちの入った文章を書くことができます。

最低でも、性別、年齢、仕事、性格、悩みの5つは想定した方がいいです。

特に性別と年齢、悩みはできうる限り細かく設定します。
この部分がきちんと想定できると、「なぜ私がこの文章を書く必要があるのか?」が明確になります。

つまり、この人の悩みを解決するために文章を書く。と、決意のようなモノが自分の中でも固まっていくのです。

おざなりにしがちな項目ですが、一度作ってしまうと意外に慣れてしまうものです。
是非、取り組んでみてくださいね。

――ここまで――――――――――――――――――――――――――――

この全体像(テーマ)と想定読者の設定がしっかりしていると、書いていく途中に何度でもブレる気持ちに鞭を打つことができます。

「数年前の自分に鞭を打つつもりで書いているのに、なんでお前が挫けてんねん!」ってな風に。

あ、ちなみに私は、鞭を打つ方も打たれる方も好きではないです。

無知なだけに……。
(ビッシィ!! はぁん!(*´Д`) 痛いぃぃ!!)

着想・ストーリー・最終着地地点

着想というよりかは、どういった展開やストーリーで書いていこうかと考えました。

前回の「絶対帝王学」では、私(白明)が祖父との生活の中で教えを受け、変わっていく(又は、きた)姿を私視点でとらえているモノでした。

だが、ここで思ったのが「それ、本当?」という思い。
なにが「それ、本当?」と感じたかって?
私の祖父の言葉の解釈だ。

私がそう解釈しているだけであって、「祖父は、本当はどのように考えていたのか?」が抜けている。

だったら、私の視点、祖父の視点でのストーリー構成にすれば、物語としても成立しやすいと思ったわけです。

私は、赤裸々な「自分語り」が得意なんだから、祖父にも「自分語り」をしてもらおうと。
小説(私小説)にしてしまえば、祖父の思考の類推さえも許される。
(いや、やり過ぎたら、肖像権の侵害だよ。その辺、しっかりと考えろよ。お前)

この辺、こんな感じで意外と軽く考えました(笑)

こうして二人の人生が交差する着想とストーリーができあがりました。

――いつもだったら―――――――――――――――――――――――――

ストーリーを考えるのは難しいと感じる人が多いのは、知っています。
でも、それってちゃんと考えてないだけでは、ないでしょうか?

ストーリーって、実はあなたがテーマを選定した際にすでに大枠でできていると私は思っています。

だって、あなたはそのテーマが「これなら書けそう!面白くなりそう!」と思って選定したんですよね?

じゃあ、なぜ「これなら書けそう!面白くなりそう!」と思ったのでしょうか?

それは、そのテーマの中に「あなたが語れる(熱い)何か」があるからです。

ストーリー構成の中でよくいわれている「起・承・転・結」。
又は、PREP法。

この「結」や「P」に「あなたが語れる(熱い)何か」を書くのです。
そこからは、「はじめに」、「理論・根拠づけ」を加えていく。

これは、ノウハウ本でも、小説でもいえること。

「起」:はじめに、主人公旅立ち
「承」、「R」、「E」:理論や根拠などを列挙、又は、主人公を活躍させるフェーズ
「転」:反対意見に対するあなたの意見(論破)、主人公が困難にぶつかるフェーズ
「結」、「P」:あなたが語れる(熱い)何か、ラストシーン


こんな感じにストーリーを考えてください。
でも、ざっくり作ってください。

この後でもお話しますが、ストーリーは詳細に作り込まないでください。

え?

多くの作家さんが言っていることと違う?

そりゃそうですよ。
私のストーリーの作り方ですよ?

参考にしようと思うあなたも、それがわかって当記事を受け取っているんでしょ?(笑)

――ここまで――――――――――――――――――――――――――――

ここまで、できあがると私は、毎回最初にラストシーンを考えます。

ラストシーンを具体的に作っていきます。
一番主張したいことや着地地点を最初に作成するのです。

最初に作成することで、文章を書いている際に脱線したり、あらぬ方向に話が進んでいっても修正しやすくなります。

だって、結末が決まっているのだから。

絶対に変更をするなといっているわけではないのですが、これにより文章や物語にも一貫性が生まれてきます。



さて、ここで皆さんの一つの勘違いを正しておきます。
ストーリーで、文章・物語は細かく書くことはできません。
だから、ストーリー作りに時間をかけないでください。

ね、ビックリするヒキでしょ?

解説しますと、ストーリーは文章や物語の「流れ」なんです。
いってみれば、「要約・筋」なんです。

あくまで全体の流れを示すものがストーリー。そのため細かく設定してはいけないんです。

ざっくりと、
「〇〇がどんどん襲ってきて、△△がロボに乗って、倒しまくった末に、人類が最後の敵だった」
みたいな、雑な流れでいいんです。

これ、意外と勘違いをしている人が多いので、参考にしてみてくださいな~。

あ、「ストーリー」をgoo辞書で調べたら「劇、映画、小説の筋、筋書」って書いてあるやん……(´;ω;`)

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