#06【最終話】 孤独にはじめたKindle出版
有名Kindle作家さんのコミュニティに所属させてもらい、自由に発信や執筆をしていく中で私は、衝撃を受けた。
「こんなKindle本でも、いいのか!?」
と。
初出版から1年1カ月経った頃だった。
この頃には、Kindle出版への参入者が徐々に多くなり、コミュニティに属していることが発信の強みとなることを体感していた時期だった。
私は、お誘いいただいたコミュニティでの活動も活発になり、フォロワーさんの数も700人を越えた。
そんなとき、コミュニティ内で静かに活動する、ある二人の作品を読んだときに出たのが冒頭のコトバだ。
私は、コミュニティ参加者が出版したすべての人の本を読みたいと思い、片っ端から読んでいた。
一人はコミュニティ幹部であったのだが、発信は頻度が少なく静か。
冷静かつ俯瞰的にコミュニティの仲間を応援するタイプだった。
彼の作風はバトル学園小説。
読みはじめると、ページをめくる手が止まらない。
あっという間に読み終わり、腹の中にメラメラと何かが燃え上がる。
……こういう作品もアリなのか……。
私の中の何かが動き始める。
もう一人は「はんなり」というコトバが本当に似合う女性。
コメントも丁寧、且つ、文章が美麗。
存在感はあるが、儚く感じるも、目を惹くものだった。
彼女の作風は学園恋愛小説。
主人公の心理描写がとてもキレイで、しかも、刺さる。
学生時代に私が得られなかったものを追体験させてもらえているような作風に私は酔いしれた。
あぁ、マジで恋愛したい・・・。
そう思わせてくれた。
その二人の作品は「小説」。
Kindle本のジャンルではあまり読まれないカテゴリーだ。
だが、心に響く作品。
ノウハウ本が多い中で、小説で挑戦する。
その心意気が、よけいに私の腹を刺激した。
「読まれないジャンルで、読ませられるようになれば、良いんじゃないか?
読んでもらえないのであれば、読まれるように作ればいいのではないか?」
そこから私は「ノウハウ+体験談+小説調」又は「体験談+小説」の作風に挑戦をはじめた。
「読者のココロに響く作品をつくりたい」
そのためには、体験談、そして小説調が一番だ。
読んでもらい、そして、読者に私の体験から何かを得てもらいたい。
そんな想いが腹の底から沸き起こる。それと同時に、筆が走りはじめた。
「誰かに届く、作品を」
そこから、私は走ることをやめなくなった。
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――ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
あなたが毎日読んでいただけることが、私の作品創作意欲をかき立ててくれています。
本当にありがとうございます。
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コミュニティに参加し、小説に方向性を見出した私は、この後も何度か壁にぶつかります。
私が、今、作家として活動することができるようになったかの続きを書いております。
もしよろしければ、お手に取っていただけますと嬉しいです。
あなたにも表現をすることを楽しんでもらいたい。
私の体験を踏み台にして、あなたには大きな成功を手に入れていただきたいと思います。
よかったら、読んだってな~。