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【エッセイ】#34 朝礼暮改と軸ブレを勘違いしない
朝令暮改:朝に令して、暮れに改める:朝発した内容を夕暮れには改めて、違った内容を発する。
事業などを行っている場合、状況は刻々と変化していく。
そのため、こういった対応を取らざるを得ない場合は往々にしてある。だからこそ、経営者は「朝令暮改を恐れてはいけない」と教えられている。
だが、ここで気を付けたいのは軸ブレだ。
方向性を示す経営者やリーダーにとって、もっとも避けなければならないのが軸ブレだ。
全体の大方針や目的がブレてしまっては、社員、参加者、ひいてはお客様に対して大きな迷惑が掛かることとなる。
そもそもそういったことをしてしまうことで、経営者としての信頼が失われてしまう。
朝令暮改、軸ブレにしても振り回される方にとっては厄介この上ない。
令を受け、仕事やミッションを進めはじめたところ、変更がかかるため、軌道修正をするには多大なる労力がかかる。
これが朝令暮改であったのであれば、社会情勢や市況によって変更がなされるため、仕方がないと受け入れることも可能であろう。
しかし、リーダーの考えのみでの方向性の変更つまり軸ブレは、事業そのものの根幹を揺るがすことになる。それは、同じ社員、参加者の協働する意義を再考させることになる。
お客様に至っては、リーダーを信頼して購入を図ったことになるため、いわば裏切りになることすらある。
軸ブレは自身の信頼を失うとともに、多くの方々に迷惑となることがほとんどだ。
だからこそ、行ってしまわぬように気を付けていきたいものだ。