棗いつきさん応援広告 雑記
はじめに
はじめまして、Lynfieldです。
2025年1月18日に開催される棗いつきさんのBirthday LIVE 2025『Winter Gift』に向けた応援広告をトレミーさん(@ptoremy)と共同で主催しました。
本記事の趣旨は完成した応援広告見てください!と企画に関する雑記です。
応援広告
掲出場所:みなとみらい線 新高島駅 改札階
掲出期間:2025/1/13~1/19
詳細は以下の告知画像をご確認ください。
手前味噌ですが、めっちゃ良くないですか?????
お礼
まずは何より企画にご参加いただいた方、本当にありがとうございます。
初の企画でかつスケジュールがめちゃくちゃにタイトだったので、機動性重視&万が一の場合は土下座周りをする覚悟で直接お誘いする形としました。
皆様のご支援のお陰で無事に完了することができました!
本当にありがとうございます。
全体の意図
広告を通じて伝えたいことは、棗いつきさんを1ミリも知らない人に「棗いつきを知ってほしい。さらに名前と顔を覚えてほしい。」です。
左上の目に飛び込んでくる位置に「棗いつき」の文字をデカデカと入れて、一目見てステージで歌っているとわかるイラストとしました。
イラスト
らん先生(@runLan_0329)にお願いしました。
私が個人的に好きな常闇トワさんのFAをよく描かれている方です。
FAを漁っている時にイラストを拝見し、女の子の自信に溢れてかっこよく、それでいてなおカワイイ姿の表現が好きで依頼させていただきました。
棗いつきさんのステージ上での自信に溢れた堂々たるかっこいい姿を概念ちゃん衣装で描いていただきました。
はためくスカートとマイクのケーブルで躍動感が非常に出ていて、T2Uの各地でステージを駆け回っていた元気な姿が思い出される。
素敵なイラストに仕上げて頂き、本当にありがとうございます。
デザイン
もとさん(@motomoti10)にお願いしました。
いつきんくる強火のオタクで、ライブレポイラストなどを描かれている方です。我々と同じ目線、熱量でデザインを進めてくださると確信して依頼させていただきました。
棗いつきさんの世界観に沿ったカッコよさがシンプルに伝わるようにお願いしました。
見た人に一番伝えたい「棗いつき」の名前をデカデカと入れ、その下にライブの情報やお誕生日のメッセージを入れていただきました。
そして最終的に棗いつきさんの作品に誘導する意図でYouTubeとXのQRコードを配置。検索アイコンが、ろこたなのが遊び心です。(ちょうどデザインを進めている段階で名前がつきました)
イラストのラフ段階から関わっていただいたため、大変助かりました。
これが棗いつきだぞ!!というのがストレートに伝わる素敵なデザインに仕上げて頂き、本当にありがとうございます。
感想
ほとんど手探り&スケジュールがタイトでかなり不安でしたが、無事に広告を掲出できてホッと一安心です。
これをきっかけに一人でも多くの方に棗いつきさんを知っていただければと強く願っています。
この度はご参加頂き本当にありがとうございました!
以下企画に関する雑記になります。ご興味があれば。
なぜ応援広告か
活動者に対する応援の形態は人それぞれだと思います。
曲を聴く、配信を見る、感想を残す、イベントに行く。
どれも等しく尊い応援の形だと思います。
その中で応援広告を企画したのは、端的にいうと「多くの人に棗いつきを知ってほしい」から。
界隈の外側にまで訴求力のある応援活動の手段として、人通りの多い駅に掲出される応援広告は非常に有力な手段です。
棗いつきさんの物語を、音楽を、活動を、より多くの人に知ってほしい。
これを目的として企画しました。
(一緒にこの沼に浸かりましょう)
発端
近年、応援広告が活発に行われており、わたしの身近な声優やVtuber界隈でも頻繁に企画が立っていることを知っていました。
しかし、同人歌界隈の規模感ではハードルが高いかなと感じていました。
そんな中、2024年8月のことでした。
この企画を聞いたとき(6月ぐらいかな)、規模感が…ハードルが…としょーもない言い訳をしていた自分を恥じました。
また、これに触発され棗いつきさん界隈でも広告企画を望む声が多く、これは機運があると確信しました。
たなさんの企画の進捗を近いところで伺いつつ、他の先行する企画の進め方なども調査し、来たるべきときに備えていました。
そして、2024年9月7日のT2U千秋楽、4ヶ月後の1月にバースデーライブが開催されることが告知されました。
応援広告を企画するならいい機会だと思いつつも、期間的に現実的ではないのでは…?と二の足を踏んでいました。
4ヶ月、意外と期間あるじゃんと思いがちですが、応援広告をするにはかなり心もとない。
というのも、基本的に応援広告の締切は掲出の1ヶ月前。
この時点でデザインを完成させ、事務所の審査を通しておく必要があります。
しかもBDライブは年末年始を挟むので、掲出の1.5ヶ月前が締め切り。
発表時点で残り2.5ヶ月、この期間にすべて準備する必要があります。
あまり現実的ではないのか…と頭を抱えていたT2U千秋楽翌日、今回の共同主催であるトレミーさんから「広告やるならBDは絶好の機会ですよ」とDMが着弾。
前々からトレミーさんとそのうちやりたいね~なんて話していたんですが、今回はスケジュールが非常に厳しい。
でもやはり、トレミーさんとなら成功させられる、そんな確信が持てたので思い切って企画を始動しました。
課題と方針
応援広告は、個人ではなく団体としての要件を満たす必要があり、事務所の許諾やデザイン審査など、厳格なスケジュール管理が求められます。特に今回は、準備期間が2.5ヶ月と短く、以下の作業を全て完了させる必要がありました。
広告の方向性とイラストの要件定義
イラストレーターさんの選定
デザイナーさんの選定
広告代理店との調整
参加者募集
過去にフラスタ企画の経験はあったものの、広告企画はほぼ手探りの状態でした。
1については、主催者間で広告を通じて伝えたいことが合意できていたため、スムーズに解決しました。
しかし、タイトなスケジュールのため、2と3が特に困難でした。
2のイラストレーターさんの選定では、発注から1ヶ月程度で納品とデザイン審査による修正に対応いただける方が理想でしたが、年末のコミケと重なり、スケジュール確保が困難でした。
さらに、短納期で新規のイラスト依頼は非常に難しい状況でした。
そこで、主催者それぞれが推薦するイラストレーターさんをリストアップし、候補を絞り込みました。
3のデザイナーさん選定も難航しました。
公共の場に掲出する広告のため、我々素人ではなくプロのデザイナーに依頼したいと考えていました。
最終的に、もとさんにご協力いただけることになり、イラストのラフ段階から完成デザインを見越した議論を行うことができ、大変助かりました。
4の広告代理店との調整では、代理店経由で事務所や掲出媒体の許諾・審査を行うため、直接コントロールできず、スケジュール管理に不安がありました(実際に問題も発生しました)。
5の参加者募集は、初の応援広告企画であったため、機動性重視と万が一の事態への対応を考慮し、クローズドな形で行う方針としました。
これらの課題と大まかな方針を立てた後、企画を推進していきました。
企画のあれこれ
方向性
まずはひたすらトレミーさんと、どのような広告にしたいかを議論しました。
フラスタ企画はほとんど1人で企画の内容を練るので、同じ目線、同じ熱量をぶつけ合って議論して方向性を決めるのは非常にやりやすく、心強かったです。
最終的に、「棗いつきを知ってほしい」というメッセージを軸に、お誕生日のお祝いを含みつつ界隈外にも訴求する広告を目指すことにしました。
場所
掲出場所は、会場最寄りの新高島駅にしました。
横浜駅も検討しましたが、大きな駅では目立たない可能性を考慮し、改札出てすぐの場所に掲出できる可能性が高く、駅の内装もテーマに合致する新高島駅を選定しました。(掲出1.5ヶ月前のデザイン審査に通れば場所が抑えられるので、申込時には駅のどこに掲出されるかわからないんですよね)
イラスト
本当にスケジュールがカツカツなので、広告代理店を通じて事務所への許諾を取りつつ、イラストレーターさんへの発注および調整を行っていました。
理想は直列でやるべきですが、現実問題、並列でやらないとどう考えても間に合わない。(事故あり。本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。)
大ラフを3案お願いし、その中から熟考の結果、マイクを持って歌っている姿、それも曲中にわずかに見せる自信満々な決め顔を採用としました。
本当に納期の短いギリギリの依頼であったものの、こちらの細かい修正への対応や細かい装飾品(ネイルのデザイン見てくれ)まで丁寧に描き込んで頂き、素晴らしいイラストに仕上げて頂きました。
短納期、個人からの依頼(多少の実績はあるとはいえ…)、デザイン審査対応の可能性ありと三拍子揃った地雷臭マシマシの依頼にも関わらず、ご快諾いただき、更にご丁寧な対応および素敵なイラストに仕上げて頂き本当に感謝しかありません。
ありがとうございます!!!
デザイン
ご厚意により、イラストのラフ段階から文字情報などのデザインを進めて頂きました。
完成形から逆算した今必要な修正の方針をイラストレータさんに明確に伝えることができ、非常に助かりました。
方針として、まずは見た人に「棗いつき」をイラストと文字で認識させるために、名前をデカデカと入れたい。
そこからライブや楽曲に触れてるように視線を誘導したい。
また、新高島駅の過去の企画を調査した結果、掲出場所は改札出た目の前の黒い壁面、しかも照明に照らされる位置の可能性が高いと判明。
(場所は選べず、締切後に場所が確定します)
別イベントで新高島駅近くに行く機会があったので下見をしてイメージを固めました。
場所が確定していない以上、博打を打つしか無いのですが、改札前の場所で目立つような方向でまとめていただきました。
もとさんを踏まえ3人で練に練ったデザインですが、意図通りのものになって本当に良かった。
デザインを同じ熱量・目線で作成いただける方に依頼して本当に良かった。
協力依頼
機動性を重視し、さらに万が一の事態に備えて直接協力を依頼する形としました。
公募も検討しましたが、公募することに対する事務所の許諾や宣伝・予算管理(お花と違って過剰に集まった場合非常に困る)の手間を考慮し、断念しました。
企画の成功を強く信じていましたが、許諾、場所確保、交渉など、主催者だけではコントロールできない要素が多く、不安もありました。
そんな中でも多くの方にご協力頂き、本当に感謝しています。
お陰様で無事企画を進めることができました。
ありがとうございます!!!
その他
怒涛のスケジュールでイラスト→デザインを進めて頂き、広告代理店を通じたデザインの審査などの手続きを無事通過。(11月末)
ここからは印刷の発注、SNS告知画像の作成などを粛々とすすめ、掲出媒体へ無事納品しました。(12月中旬)
あとは無事に当日掲出されるのを待つのみとなりました。
完成
私は関西在住なので、惜しくも初日に見に行くことは叶わなかったのですが、トレミーさんが横浜に宿泊してまで張ってくださり、無事掲出を確認することができました。(本当に狂った熱意で笑いました、流石すぎる)
始発時点ではまだ貼られていなかったので少し心配していましたが、11時頃に無事確認できホッと一安心。
掲出場所は改札を出た目の前、黒い壁面中央の照明の下。
天井に一直線に伸びる照明の先が掲出位置、スポットライト効果もあってマジでいい位置。
狙った通りの形でピッタリとハマっており、感無量、早く現物を見たい、マジでびっくりだ。
意図した通りに実現できた喜びと無事に完了できた安堵感でいっぱいです。
何よりご協力・お力添えあってのことなので本当に感謝しております。
ありがとうございました。
さいごに
これをきっかけに誰かのアンテナに引っかかり、「ふーん、棗いつきって人がいるんだ、ちょっと見てみるか」となったらガチで嬉しいね~~~~!
棗いつきさんからT2Uでもらった熱を、少しでも他の方に贈れればな~と思います。
トレミーさんとの企画だったので、無事完走できたと思います。
マジでありがとう。
棗いつきさん、1stライブからガチで良い流れがずっと来てると思います。
ここ最近の勢いは本当にすごい、先日の配信ライブとか2,800人ぐらい見ててマジでビビった。
発表されたときはかなりなチャレンジだと思っていたKT Zepp Yokohamaも追加チケットまで無事完売。(純粋なライブより、ファンミや誕生日記念を冠したイベントは埋まりにくい印象です)
バンドとの出会いで更に勢いを増した棗いつきさんのさらなる躍進に目が離せません。
改めて、ご協力いただいた方に感謝します。
本当にありがとうございます。
ぜひ現物見てください~。