
風花雪月初見記4【メインストーリー:追憶の風景〜女神再誕の儀】
【前回のあらすじ】
模擬戦で優勝し、初課題として盗賊の討伐を命じられた。
【追憶の風景】
今節の課題では、赤き谷に向かい、盗賊団を討伐します。
赤き谷?めちゃくちゃ不穏な地名じゃないか?レッドクリフみたいなこと?
今回は実戦、そして盗賊相手とのことで我らが級長も気が乗らない相手らしいです。

お前!!(怒り)
そんで、赤き谷についてなのですが……特筆すべきこともないただの谷です。地名からもっとおどろおどろしいのかと思った。

先生もソティスもこの地に見覚えがあるそう。
んー何となく嫌な感じがしますね。
※先生がアホほど浮かれた格好をしてる件については申し訳ございません
課題となっていた討伐については、特になんということもありませんでした。さっさとガルク=マクに帰りましょう。


それよね。
あまり考えたくはないけれど、姿を消す赤いもの、『火』か『血』くらいしか思いつかないよ……。ソティス……おまえ……もしかして……。
先程訪れたザナドは、大昔に女神が降臨したとされる地だそうです。女神にとっては地上での仮の住まいだと解釈されているそう。

いや……『共に』っていうか……ソティスもしかしておまえ……。
【霧中の叛乱】
続いて今節の課題。王国の小領主であるロナート卿が蜂起したとのこと。卿はかねてから教団に敵意を示していたらしいです。
やっぱそういう勢力もあるんだな。でも士官学校の面々を見る感じ、王国全体がそうって感じじゃないですよね。そういう勢力を統治出来ていないあたり、王国はやはりきな臭い情勢なんじゃないだろうか。
また、既に教団は挙兵しているらしく、ウチの生徒があたるのは事後処理になりそう、とのことです。
……絶対事後処理だけにならないじゃん。分かる。私には。

レアさま怖くない?
こういった『ヒト』と戦う時に、絶対的な悪ってあんまないですよね。自分たちの信じているものへの信頼が揺らいだりさ……。風花雪月でもそういう話が出たりするんだろうか。出るよな……レアさま怖いもんな……。
戦闘もなんか……なんて言うかね……民間人とか出てきたりしてさあ……。この人たちが武器を持つにあたってどういう背景があったかは知らないけど、ロナート卿も倅のクリストフも民からの信があるようです。これもうどっちが悪者なのか分かんねえな。生徒たちには惨いことをさせました。
あと今回、『英雄の遺産』という概念が出てきて、その使い手としてカトリーヌというキャラが出てきました。カトリーヌが昔何をしていたかはチラッとヒントが出されましたが……まあなんというか、レアさまの手腕なのかな、彼女が今ここにいるのは。いい意味の手腕かそれとも悪い意味なのかは分からんが……。


そしてクロードはその『英雄の遺産』とやらに興味津々のようです。なんかキミ大それたこと考えてそうだな。この『英雄の遺産』は危なそうなヤマなので、この子が不用意に近づきすぎないよう用心しておくつもりです。

また、ロナート卿の持ち物にレアさまの暗殺を示唆する書簡があったとのこと。
うーん……まあ動機も十分ではあるけど……今わざわざ持ってきてるし燃やしてもないってことはついさっき受け取った書簡ってこと?もしくはダミーか。いずれにせよ穏やかでなさそう。この件は持ち帰ります。教団に報告に帰りましょう。


レアさま怖くないですか?
【女神再誕の儀】
今節の課題は女神再誕の儀で賑わう修道院の警備・見回りだそうです。女神再誕、イースターみたいな感じかな?
早速学級に持ち帰りブリーフィングをします。

そうか。クロード、お前も気になるか……。
確かに不審であることは確かです。決めつけはやや尚早に過ぎますが、陽動というのは十分に考えられます。……と、いうことで、ガキどもの探偵ごっこに付き合うことにしました。ただでさえ少ない戦力、ある程度ヤマを張るのは必要ですしね。
いろいろ中略しましたが、金鹿総力の聞き込みにより、ターゲットを聖廟に絞り込むことができました。結局この読みは当たっていたようで……。




なんやかんやで、なんか恐ろしそうな剣をgetしました。



そんでもってウチの級長が不穏な呟きをしていました。
やめろよ。おめぇみてえな生徒怖えよ。なんで生徒に寝首をかかれる心配しなきゃなんねぇんだよ。
数節共に過ごしてきましたが、この男の考えていることは分かりません。何か大それた事を考えているようだし、こちらを出し抜くまたは利用するつもりのようだ。気を引き締めて次節を過ごしましょう。

あとやっぱりレアさま怖くないですか?
—4日目おわり—