何がきっかけになるかはわからない。
2022.11.15
私がリンパトリートメントの勉強をしようと思ったきっかけは約2年半前のできごとだった。
きっかけはある方とお話をしていたときのその方の一言。
“リンパなんて良いんじゃない?やってみたら?”
その方自身も美容関係のお仕事に携わっており、リンパトリートメントの施術もしていて、
更にさまざまな方と話す機会を多く持つお仕事をされている。
会話の中で
“こうやって直接誰かのお手伝いが出来るって素敵ですね。
私もいつかそんなことを仕事にしてみたいです。”
そう言った私に、その方が言った一言が前述の言葉だ。
その時の私は
“なるほどな〜そっか。でも難しそう…
"会社員の方がきっと楽だしな…”
ぐらいにしか思っていなかった。
しかし、その日の帰宅中から
私の頭にはことあるごとに『リンパ』という言葉がチラつくようになった。
リンパトリートメントは施術を受けたことがあったからその良さは漠然とだけど分かってはいた。
当時、私は妊娠中でもう間もなく産休に入る頃だった。
そして産休に入った。
昼間の1人時間もあり、自分と向き合う時間もあったせいか、これから自分がどんな風に生きていきたいかを考える時間が増えた。
そこで行き着いたのが
“やっぱり誰かの役に立つ仕事がしてみたい”
これだった。
そしてずっとその方に言われて引っかかっていた
リンパトリートメントの資格を取ると決意したのだ。
しかし、資格取得の為には、費用と時間が必要になる。
というわけで、1年後職場復帰をし、そこから資金を作り、働きながらスクールに通うという大雑把な計画を立てた。
実際には、計画通りにはいかなかった。
育休を伸ばさるを得なくなり、
職場復帰も遅れ、復帰後はなかなか過酷な状況だった。
朝、子どもたちにご飯を食べさせ、通園の準備だけをして家を出る。
夜は夫の両親や実家に協力してもらい、子どもたちにご飯を食べさせてもらったり、仕事帰りに買ってきた夕飯を食卓に出す。
子どもたちや夫との会話の時間もなかなかとれない時期が続いた。
特に上の子は、年長さんだったこともあり、
寂しい状況に追い込んでしまっていた。
何のために働いているのかがわからなくなった。
会社や誰かのせいにしたって何も変わらない。
そもそも誰のせいでもなく、その環境に身を置いている自分自身の問題だ。
これはきっと、よりよい人生を歩むための後押しだ。
さまざまな条件が重なったあの時の状況は、
“自分のやりたいことに挑戦してみなよ!”
と環境を通して何かが教えてくれていたんだと思う。
行動することへの不安は恐怖はあったけれど
決断した。
“辞めよう”
職場復帰後9ヶ月程で退職をし、有給休暇消化に入った初日に、今通っているスクールの先生の元へ会いに行った。
きっかけは、会話中の些細な一言。
それが私の人生を変えることとなった。
もともとリンパの仕事がしたい!
どうしてもこれがやりたい!
正直なところ、きっかけはそういう思いではなかった。
でも、あの一言があったからこそ、
今私はリンパトリートメントの勉強をしていて、
素敵な出会いにも恵まれた。
時間にも心にも余裕のある生活が送れている。
そして、今では
“リンパトリートメントがどうしてもやりたい!”
と心から思うし、
当初からあった
“こんな私でも誰かのお役に立てたら嬉しいな”
という思いの軸はブレていない。
手技をはじめ、体の仕組みやその他諸々…難しいことも多いけれど、この学びは楽しいし、学びは止めたくない。
少しずつでもゆっくりでもいいから成長していきたいと思います。
いつもありがとうございます。
※当記事は、他ブログより過去分をコピーして投稿しております。