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退職のご報告

がん研有明病院を退職します!
9月下旬までは有給休暇消化になります。

2005年にがん研が豊島区大塚から有明に移った年に就職し、上京してよかったー!と思える職場でした。

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就職当初は、男性看護師二人だけ!?という衝撃や、リンパ浮腫もメジャーじゃなくて、リンパ浮腫を専門にやる!なんて言うと、辛辣な言葉をかけられたもので、振り返ってみると時代が変わったなーなんて感慨深いです。

あの時、「自分が情熱を持てることに時間を使うこと」と、背中を押してくれた医師の助言のままに行動をして本当に良かったと思います。

就職して3年目、ボスとなる医師直轄の人事から始まり、リハ部→看護部と渡り戻り、リンパ浮腫ケアを専門として11年間、職種関係無く国内外の方たちと交流ができました。

何より、毎日毎日自分の信じる使命感のままにやらせてもらえた環境は、幸せ過ぎました。

誰にでもあるめちゃくちゃ苦しい時も当然あり、大きな組織が故の難しさもあったけど、どんな時も患者さんはもっと大変なんだと、仲間同志で奮起し、組織の上に立つ人たちに意見をぶつけてみたりと、医師、看護師、他のメディカルスタッフ、事務職の方たちとも立場関係なく助けてくれる ヒト に恵まれました。

何より、毎日毎日自分の信じる使命感のままにやらせてもらえた環境は、幸せ過ぎました。

そのおかげでボス達の意思決定のプロセスを知る機会を垣間見たり、今回の突然の退職への申し出にも、応援や温かい言葉をいただいたりで感謝ばかりです。

なかでも思い入れがあるのは、2012年に患者さんの集いを始め、2014年には患者さんと、医療者の協働の会として、「リンパカフェ」の立ち上げ、職場外からのオファーを沢山いただき、病院外で全国30回ほどの講演や活動を行いました。

リンパ浮腫患者さんに、医療が公平に提供されない事への使命感というか、怒りにも似たものがエネルギー源だったから、もう少し科学的な視点や思考を養っておけば、また違う道もあったんだろうとは思うけど!

向き不向きもあるので、今やれることは全てやり尽くしたなという思いでいっぱいです。

覚悟を決めたから!と背中を押してくれた仲間、築いたものを大切に引き継ぐと言ってくれた上司達に感謝!

新しいことへの挑戦を応援しますと送り出してくれた患者さんたちへ、本当にありがとうございました!

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