日本リンパ浮腫学会2019レポート②

学会2日目
最後のセッションである、「外科治療の効果と限界」
というテーマのパネルディスカッションに、「看護師の立場からみた外科療法の現状と課題」というタイトルで登壇しました。

リンパ管の機能評価方法が進み、リンパ管を選別してから外科治療が行われている事など、数年前のリンパ浮腫に対する外科治療から格段の進歩を感じました。

また保存治療では対応が困難な、化学療法中〜後の浮腫に対する、外科療法適応についても討議されました。

私達保存治療グループは、患者さんへ有益なフィードバックは出来ているのか?と焦りさえ感じる内容でした。(普段研究もしないくせに生意気にも思ったんです…。)

外科治療の技術進歩の一方で、リンパ浮腫ガイドライン2018で推奨レベルC2となっており、患者さんにとっては不確実性の高い治療でもあるのも事実です。
注)保存治療も同様に推奨レベルは高くない。

しかし、「外科治療は保存治療で改善のない患者や、悪化したくないという患者の希望となっている。」 と現場では日々感じています。


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