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てくてくと、としのはて。

大晦日も近い頃になると、河原を歩きます。
なんでだか知りませんが、
普段歩くことのないところまで歩いていきます。

大掃除を(てきとうに)終わらせ、スニーカーを履いたら出発です。
歩き始めた時は、たぶんなにかのヒントを拾える気でいたのでしょう。

(一年も終わる頃にヒントを拾って、どうするのでしょうね)

ぐんぐん進んでいくうちに、考え事なんてしなくなります。
脚を前に繰り出す機械になっています。
水際に小さく二つ、人影が見えています。
あの人たちも、何かを探しに来たのでしょうか。


   年逝くや或る父は子に河を指し     梨鱗


お腹が空いたら、適度なところで帰ります。
何かのヒント探しは来年に持ち越しです。
なぞを解きたいのが何だったのかも、来年です。
ちっとも年の瀬らしくありませんが、いい一年でした。


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今年をふりかえると、僕にとっての一番のできごとは
noteをはじめたことでした。

つたない記事を読んでくださったみなさん、
ありがとうございました!
みなさんにとって来年がよい年でありますように。





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