8月の山口 1日目
8月の終わりのほうで母と山口へ行きました。
私はもしかしたら初めての旅行会社のツアー参加。
会津、薩摩、土佐と、幕末期を知るために足を運んできたけど、長州はまだ行ったことがありませんでした。でも萩とかは車で行かないと辛いところもあり、バスで連れて行ってくれるツアーにしたのです。
あまり歩けない母も参加できるように吟味しました。
ちなみに母は昔広島にいたことがあり(祖父が広島で働いていたので)山口もよく遊びに行っていたとのこと。私は小さい頃の広島への家族旅行で祖父の知り合いに連れて行ってもらったごはん屋さんが山口でした。(美味しかったのでとてもよく覚えてます)
ただこの旅には心配事が2つありました…
心配事①バス
車酔いがひどくて、舞台オタク時代は推しのバスツアーですら参加できなかった私ですが、今の仕事ではバスに乗る必要があったりして酔い止めを飲みながら参加してみることにしました。エチケット袋も飛行機でちゃんと入手しました!
心配事②台風
もう一つの懸念は台風。絶対に帰りに影響が出るルートだと思い、問い合わせなどもしてましたが決行とのことで、もし最後の日に飛行機が飛ばなかったときのために下着や薬を多めにスーツケースに入れました。
兎にも角にも当日です。
羽田から出発→山口宇部空港
朝は羽田7時集合…早いのよ…
6時に実家からタクシーで羽田へ。なんだか全く眠れなくて、Netflixとかを見ながら多分1時間くらいしか眠れていなくて、史上最低のコンディションで出発しました。タクシーではほぼ寝ていました。
行程を見ると1日目の昼食がない?と心配になり、羽田のタリーズでサンドイッチを買いました。一緒に買ったグレープフルーツセパレートティーは空港で飲みました。
サンドイッチ食べた以外はだいたい寝ていました。死ぬほど寝られます。
山口宇部空港から道の駅しーまーとへ
飛行機が着いて荷物を待ちつつ、トイレに行っていたらツアー一行がすでに集合していて、このツアーわりとタイトでは?と思い始めました。
バスに大きい荷物を運び込み、割り当てられた座席に着きました。そのまま道の駅しーまーとへ。
ここでご飯を食べたり、買ったりできると言われて、え、それ最初に言っておいてくれない?もうサンドイッチ食べちゃったよ!と思いながら、それでも食べる気まんまんの我々。
食堂は2つあったけど、かなり順番待ちだったので、名前を書いてとりあえずソフト!夏みかんソフトクリームを食べました。
サンドイッチ食べたし軽いものが食べたいよねって道の駅のものを見てみたけど、しっくりこない。食堂に戻ってみるともう順番が来ていたので、結局海鮮丼をいただきました(軽くない笑)
こちらのおさしみ醤油は甘みがあって美味しいことを知りました。
ここからはバスツアー。何だかこのツアーの人たち集合が早い…5分前集合でよくないですか…。
萩反射炉
世界遺産です。何も考えずに連れて来てくれるのはいいね。現地のガイドさんが丁寧に説明してくれました。
こちらの反射炉は試作段階。実際に鉄を溶かしていたことはないというか、佐賀がオランダを参考に作った反射炉を、作り方を教えてもらえなかったので外見を見て作ったもので、実用的ではないそうです。こんなものを見様見真似で作ろうとするなんてすごいわ。
松下村塾
さて、またバスに乗り松下村塾へ。こちらも世界遺産。
もともと新選組にハマり、幕末を学んでいますが、入口が新選組だから長州には疎くて。ずっと来てみたかった萩です。
ここもガイドさんの説明が良い。
吉田松陰がここで教えていたのは1年ちょっとくらいだったそうですが、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文らを育てた私塾です。
思っていたより小さい建物でした。
松陰先生がアメリカに行きたくて黒船に乗り込んで捕まり、出獄したあとに幽閉されていた、幽囚ノ旧宅。ここで読書に励んでいたそうです。松下村塾の建物のすぐ側に立っています。
明倫学舎
萩の藩校「明倫館」の跡地にある明倫学舎にも行きました。
ここは無料のメインのところだけ見るコースと、プラス料金で世界遺産ビジターセンターと幕末ミュージアムを見るコースが選べたので、有料コースにしました。現地のガイドさんが案内してくださいました。
入ってすぐに萩にゃんがいた!(世田谷の松陰神社のお祭りで会ったことがあります)
長州ファイブについても展示していました。
幕末ミュージアムは収集家の方から寄贈された史料が大量にありました。ゲベール銃や陣笠、天文関係の史料とか大量に。個人のコレクションでこんなにあるとは驚きでした。
窓から見える有備館は明倫館の剣術場なのだけど、この日はたまたま剣道をやっていたみたいです。
入口のところで志士判定おみくじがありました。私は吉田稔麿でした!
バスに戻ったらもうみんな集まっていて、まだ集合時間になっていないのに遅れたみたいになって気まずい…。やっぱりこのツアーの人たち、集合早すぎです。
萩城下町へ
ここでこの日の予定は終わりです。バスに乗って、萩城下町の近くにある宿に着きました。
夕飯の時間まで散策ができるとのことで、疲れていた母も少しだけ歩くことに。
萩博物館も城下町も地図ではすぐなのだけど、結構時間がかかり、途中の萩焼のお店でご飯茶碗を買ったりして、萩博物館にたどり着きました。
入場料が、明倫学舎とセット割になっていました。明倫学舎のチケットをバッグに入れてきてよかった。
海の妖怪展という特別展がやっていて、なかなか面白かった。河童のミイラと人魚のミイラとかもありました。前にタイムスクープハンターで見た江戸時代のこのへんのミイラ作る話が好きです。尻子玉が水死体の肛門がぽっこり開いていることから河童に尻子玉を抜かれたと言い出したという話がおもしろかった。あとマンボウがいました(これは平成のマンボウ)。江戸時代もマンボウいたのか…
でも時間はあまりなくて、常設展を慌てて見ました。高杉晋作の史料が多かったです。人物を知ることのできるリーフレットなども充実していました。
結局閉館時間まで見てしまった。とても良い方々でまた来てくださいねと申し訳なさそうに言われて、こちらこそでした。
ここで母は宿に帰り、私は萩城下町をもう少し歩くことに。でも17時を過ぎたので基本やっていませんでした笑(そりゃそうだ)
高杉晋作誕生地、木戸孝允旧宅も外からちょっと覗きました。まあ高杉さんちは当時のものではないみたいだけど、高杉さんはお坊ちゃんだったんだなあというのが伝わります(桂さんと比べても)
鹿児島もそうですが、偉人の家がこんなにもご近所さんなのはなぜなのかと考えて、やはり教育が重要なのかなと思いました。萩には明倫館や松下村塾があって、薩摩には郷中教育がありますね。
旅館の前が菊ヶ浜という海岸でした。とても良い眺め。
初日はこれで終わり。
夕食はあわび付会席。とても美味しかったけど、このボリュームが最後まで続きます笑 ふぐの唐揚げとか皮のこりこりしたのとか美味しかった。
お部屋にあったお菓子も美味しくて、普通のため塩キャラメルナッツクッキーで山口関係ある?って感じなんだけど、お菓子として非常に美味しいのでお土産に買いました笑
ちなみにこのツアーは温泉が充実しているというのも売りだったらしいのだけど、母娘揃ってそんなに温泉に興味がなくて、でも勿体ないから行ってくるか…という感じで行きました笑
2日目はこちら。