ペロブスカイト太陽電池

リュディアです。最近、報道でペロブスカイト太陽電池という言葉をよく聞きませんか?例えば2024年11月27日にNHKがペロブスカイト太陽電池とは 特徴や開発は? 2040年 原発20基分の発電規模が目標と報道しました。

今までの太陽電池と何が違うのか、なぜ日本が力を入れているのか簡単にまとめてみます。まずペロブスカイトという言葉についてです。これは結晶構造のことで物質名ではありません。そして従来の太陽電池との違いは、軽量で曲げやすい、つまりいろいろな形状にできることがポイントです。またもう一つ、透明にもできることです。これらのメリットがあると何が嬉しいのでしょうか?

軽量で曲げ安ければ、従来は太陽電池を設置できない場所にも設置できますね。重量の観点から設置できなかった古い家の屋根もOKになりますし、家の外壁も太陽電池にできます。また透明にもできるということは、オフィスや家の窓ガラスを太陽電池にできるわけです。もう外界と接する部分はすべて太陽電池にできるのではないでしょうか。これは素晴らしい。

さらに日本発の技術であることも重要です。最近は中国に多数の特許を抑えられているようですが、基礎特許は日本が持っています。また日本発ということもあり、既に製品化に向けて動いている企業もたくさんあり実績があります。ではこんなにすばらしいのになぜ普及しないのでしょうか。

寿命が短く耐久性が低いことが一つ、他に大型化が難しいことが理由としてあげられます。日々進化しているので、解決するのでしょう。あるところで大きな進化があって、そのあと、急激に進化し普及するのだと思います。2040年くらいには、それなりに普及しそうな気がしますね。楽しみです。

では、ごきげんよう。

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