クラウドソーシングのアンケートや調査のバイアスについて
リュディアです。少し前からクラウドソーシングで簡単な作業レベルの仕事?をしています。安いものだと一件5円、高くても数百円程度のものです。この手の仕事というか、単なるタスクなのですが、やっていて気になることがあります。
大学の心理学の研究室に代表される調査案件は、単価が高いのもあってほぼ瞬間蒸発します。500人以上の多人数を募集しているものは、たまに気づいたときに作業を開始することができるのですが、200人程度までの案件はほぼ瞬間蒸発です。
これは何を言ってるかというと、おそらく一日中、この手の単価の高い作業を待っている人が、募集がかかった瞬間にとりにいく、ということです。このこと自体は構いません。仕事だと思えば早いもの勝ちでよいと思います。
問題は研究者の方のデータに歪が入らないか?ということです。サンプルが同じ人ばかりの、いろいろなアンケートをとっていることにならないですかね?ある大学の研究室でとるアンケートは、同じ人相手に、いろいろなアンケートを取っているだけだとしたら、その研究結果に意味はあるのでしょうか?ある意味、すごくバイアスのかかった結果にならないですか。そのことを心配しています。
たまに面倒でもアンケートに回答してもらいたい属性を細かく指定するものもあります。性別、細かいと五歳刻みの年齢階級、過去に同じアンケートに答えていないか、社会保険に加入している、など条件を指定するわけです。
例えば一件 200円のアンケートで 200人だと 4万円の予算です。大学には予算がなくて、この4万円でも有意義に使った方がよいと思います。200人と50人の 4種類にわけて、あるいは、もっと細かくわけて、サンプルにバイアスがかからないようにした方がよいのではないでしょうか。私は心理学の専攻ではないので、今のアンケートの取り方が有意なのかどうか判断しかねますが、どうも妙なバイアスがかかってるのではないかな、と気になったので提案しておきます。単なら独り言です。
では、ごきげんよう。