地域の祭りの準備 #3

リュディアです。引き続き地域の祭りの準備についてです。

地域の祭りの準備 についてのまとめへのリンクをまとめておきます。

今回は消防署への届け出についてです。前回と同じく大阪市を例にしてまとめていきます。祭りに関して消防署への届け出がなぜ必要なのか、と思われた方もおられるかもしれないですね。大きくは以下の理由です。

  1. 露店で火気を使う場合

  2. 花火等の火気を扱う場合

平成25年に福知山花火大会で露店が爆発した大きな事故があったことを覚えておられる方も多いと思います。Wikipedia のページがあるくらいに大きな事故でした。

この事故があった後に大阪市火災予防条例が改正され、火を使用する器具等を催しで使用する場合は消防署への届け出が必要になりました。大阪市であれば届け出の必要な書類を以下のページからダウンロード可能です。たくさんの種類がありますので必要なものを自分で取捨選択する必要があります。

具体的には以下の書面が並んでいます。なかなか凄まじい分量です。全部が必要というわけではなくてもなかなかの分量ですよね。

喫煙/裸火の使用/危険物品の持込み の許可申請書
防火対象物使用開始(変更)届出書(2枚組)
防火対象物棟概要追加書類
炉・温風暖房機・厨房設備・ボイラー等設備(変更)届出書
燃料電池・変電・急速充電・発電・蓄電池設備設置(変更)届出書
ネオン管灯設備設置(変更)申請書
催物開催届出書
露店等開設届出書
道路工事等届出書
工事を施工するための現場に設ける事務所等の届出書
火災とまぎらわしい煙又は火炎を発するおそれのある行為の届出書
煙火 打上げ/仕掛け 届出書
全面禁煙等(変更)届出書
消防用設備業・消防設備点検業(変更)届出書(2枚組)
水素ガスを充塡する気球の設置(変更)届出書

また当日は祭りの設営が完了し、露店が運営を開始する前に消防署の方が検査に来られます。検査内容はおおよそ以下の通りです。

  1. 届け出通りの火気の利用かどうか

  2. 露店に消火器がおかれているか

  3. 露店に防火水として水を満たしたバケツがおかれているか

また大規模な花火をあげる場合は消防署への届け出とともに、近隣への事前のお知らせをしておく必要があります。花火の灰や燃えカスは想像以上に散らばるものです。火事にはならなかったとして、近隣の庭や、あるいは田畑に迷惑をかけることになります。さらに近所に大きな商業照明をつけている施設がある場合は、花火をあげるときだけ消灯を依頼するのも忘れないようにしてください。

地域の祭りの準備 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。

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