2024年のSNS詐欺被害金額が倍増
リュディアです。日本経済新聞がSNS詐欺被害倍増の1990億円 24年、刑法犯も3年連続増と報じました。
SNS詐欺被害といってもいろいろあり、報道には次のように書かれています。
手口では虚偽広告で金銭を集めるSNS型投資詐欺(被害額871億円、暫定値)、恋愛感情につけ込みだますSNS型ロマンス詐欺(同397億円、同)が猛威を振るっている。電話による「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺の被害も722億円で過去最悪だった。
2023年のクレジットカード不正利用の被害額が500億円くらいですので、このSNS詐欺被害金額がいかに大きなものかわかると思います。
被害総額ではなく被害者数については、日本経済新聞がSNS投資詐欺、24年1〜9月被害700億円 ロマンスも深刻で報じています。
2024年1月~9月の9か月間のデータですが、1件あたりの平均被害額は約1381万円、被害件数は5092件、被害者は50〜70代が全体の67.4%、と報じています。イメージするより高齢の方が多いですね。私はSNS投資詐欺は社会経験の少ない若い人が被害者の中心と思っていたので意外でした。
昔から甘い話には裏があるという戒めの言葉があります。人間は弱い生き物なので甘い言葉にフラフラと寄ってしまうことがあるかもしれませんが、そこで踏ん張れるかどうかが重要だということですね。昔は電話であったり、対面であったり、ということで周囲の人が詐欺に気付くことも多かったと思います。今はスマートフォンの中で本人だけで完結してしまうので非常に危険な状況だと思います。悪意を持つ人は、そういう今の世の中の特性をうまく利用しているのだと思います。お互い、注意して生きていきましょう。
では、ごきげんよう。