経産省 未来人材ビジョンについて #1

リュディアです。今回から経産省の未来人材ビジョンを見ていきます。元となった情報源は以下のリンクです。

このリンクの中に本まとめの元になった未来人材ビジョンのPDFへのリンクもあります。

初回である今回はまず未来人材ビジョンとは何か見ていきましょう。最初に2030年、2050年の未来を見据え、「旧来の日本型雇用システムからの転換」と「好きなことに夢中になれる教育への転換」を!と書かれています。

従来からの日本型雇用システム、つまり終身雇用年功序列企業別組合という3つの制度の持つデメリットの方が大きくなり、その維持が困難になっているということなのだと思います。それにあわせて教育も変えていく必要があるということを経産省と文科省が共同で考えているということですね。

そして未来人材ビジョンにて今後取り組むべき具体策を2つ提示しています。

A. 旧来の日本型雇用システムからの転換
B. 好きなことに夢中になれる教育への転換

Aは「今後は、人を大切にする経営への改革を推進していく必要があります。そのために、”実践”と”開示”の両輪で進めていくことが重要であり、変化を加速させる「場」の創設等に取り組みます。」と書かれています。何を書かれてるのかよくわかりませんが、いわゆるジョブ型と言われる契約形態と転職が普通に行われる社会になっていくことを前提にしているのではないかと私は考えました。従来、人を大切に = 雇用を守る、ことであったことからの転換が図られるということです。

Bは「公教育の外で才能を育成する民間プログラムの全国ネットワークの創設等に取り組みます。」と書かれています。これは何を言ってるのですかね?部活動を含むいわゆる授業以外のことを言ってるのかもしれませんね。最近は部活動の指導を外部委託したり、複数の公立学校で1つの部活動を維持して放課後に複数の学校から生徒が集まるというシステムも行われています。結局、公教育ではできることに限界があるという文科省からの白旗なのかもしれません。部活動の地域への委任については以下のような報道が7月12日になされました。

なんだかAもBも日本らしいといえば日本らしいですが、黒船にやられてしぶしぶ変更していく、しかしその時には遅すぎてどうにもならなくなったから、役所が「もう知らん、なるようになれ」と白旗をあげてる感じに見えますが皆さんはどのように感じましたか。

次回から未来ビジョンの内容を見てきましょう。

未来人材ビジョンについて に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。

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