Python 関数 #4 戻り値
株式会社リュディアです。引き続き Python の関数についてまとめていきます。
前回までの Python の関数についてのまとめへのリンクは以下を参考にしてください。
今回は戻り値、返り値についてまとめてみます。このまとめでは戻り値という単語を使います。戻り値は関数の処理結果と考えればよいと思います。では以下の例を見てください。
def operation(a, b):
return a + b
print(operation(2, 5))
>> 7
関数 operation() は 2 つの引数 a, b を受け取り a + b を返します。戻り値を持つ関数を定義するには return 文を使います。今回は関数を呼び出した場所が print 文の中なので戻り値が表示されます。
次に複数の戻り値を持つ関数を定義する方法です。
def operation(a, b):
return a + b, a * b
print(operation(2, 5))
>> (7, 10)
関数 operation() は 2 つの引数 a, b を受け取り a + b と a * b を返します。return 文で a + b, a * b のように複数の戻り値をカンマで区切ります。この例では print文で表示するだけなのですが、実際に利用する際には以下のようにすることが多いです。
def operation(a, b):
return a + b, a * b
sum, mul = operation(2, 5)
print(sum, mul)
>> 7 10
複数の戻り値を持つ関数を呼び出す際に戻り値を受け取る変数もカンマで区切ります。これで加算結果と乗算結果を各々別の変数に設定できます。
関数に関するまとめの続きは以下からどうぞ。
では、ごきげんよう。