携帯キャリアのメールアドレス有料サービスについて

株式会社リュディアです。2021年12月15日に以下のニュースが報道されました。

電話番号はMNP(モバイルナンバーポータビリティ)で他のキャリアにも移動可能でしたがメールアドレスは移行できませんでした。メールアドレスのドメインにキャリアの名前やサービス名が含まれるので仕方ない部分もあります。私は当初から携帯キャリアのメールアドレスは最低限しか使っていなかったので問題無かったのですが、いろいろな会員ID として携帯キャリアのメールアドレスを使っている方は他社への移行は難しいだろうなと思っていました。そこにこのニュースです。朗報ですね。

1つのきっかけはオンラインでのみ申し込み可能な DoCoMo の Ahamo のようなプランの存在があると思います。au, Softbank にも同様のプランがあります。以前に私どもリュディアでもまとめていますので以下を参考になさってください。もう少し古くなってますけど...

これらのプランを利用した場合にキャリアメールを利用することができなくなるという問題がありました。新プランが稼働しだした時期には多数のトラブルが発生したという話を聞きました。今回のニュースの報道によると携帯キャリががメールサービスをサブスクリプションサービスとして有料提供するものと考えてよいと思います。例えば他のキャリアに移行したり、Ahamo のようなサービスに移行しても月々300円で従来からのキャリアメールアドレスを使うサービスを提供するものです。

携帯キャリアのメールアドレスに関しては、全く使わない人と、しっかり使ってしまって身動きがとれなくなっている人に2局分化されているので携帯キャリア間での競争を促したい政府から圧力がかかっていたのでしょう。落としどころとしては良いのではないでしょうか。

実際にキャリアメールの影響で移行できない人がどの程度いるのか、今回のサービス提供で明確になるかもしれませんね。楽しみです。

では、ごきげんよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?