検索エンジン最適化とGoogle検索品質評価ガイドライン #1

リュディアです。皆さんは検索エンジン最適化、あるいは SEO (Search Engine Optimization) という言葉を聞いたことがありますか?何らかの検索に対して、多数のヒット対象の中で上位にリストアップさせるための技術のことです。検索エンジンは実質 Google 一強ですので以下、Google 検索と書きます。Google検索結果で、上位にリストアップしてもらうには何が必要なのでしょうか?

Google は検索結果表示順序を決定するアルゴリズムを公開していません。あの手この手で Google の検索結果表示順序決定アルゴリズムを推測したり解析したりする会社もありますが、Google は定期的にアルゴリズムを変更するので努力の割には無に帰することも多いと言われます。結局、良いページの検索結果が上位にリストアップされることになるので Google が何を良いページと判断する、あるいは悪いページと判断する根拠を知ることが本質的であるわけです。そこで Google検索品質評価ガイドラインが注目されるようになります。英語版は General Guidelines というタイトルです。2024年3月5日版を日本語に翻訳してくださっている方もおられます。

このドキュメント中で特に重要とされるのが以下の2つのキーワードであると言われています。

E-E-A-T

YMYL

今回のまとめでは、これらのキーワードを1つずつ見ていきたいと思います。初回はまず Google の検索結果表示順序はどのように決定されているのか、その雰囲気を見てみます。前にも書きましたが、どのようなアルゴリズムで検索結果表示順序が決まるかは公開されていません。ここでは大きな枠組みで検索結果表示順序決定までの雰囲気を見ていきます。

Google が登場するまではインターネットポータルサイトや検索エンジンはインデクス型とロボット型に分類されていました。インデクス型はまさしく人間がインデクスをつくるわけです。まだ世界のインターネット規模が小さかったからできたのでしょうね。一方のロボット型はロボットがネットワーク内を探し、どこにどのような情報があるかを集めてインデクスを作るタイプです。Google もこちらに属するのですが Google の肝は検索結果表示順序決定の部分にありました。では今の Google の検索結果表示順序決定の概要を見てみましょう。

まずは Googlebot と呼ばれるネットワーク上のさまざまな情報を探すロボットが動きます。ロボットといっても物理的なものではなくソフトウェアです。ロボットが情報を集める動作をクロール、あるいはクローリングと呼びます。例えばWEBのすべての情報を画像で作ると、クロール段階で情報を集めることができません。クロールしてもらいやすい情報を用意する必要がありますね。

つぎにGooglebot が集めた情報をデータベースとしてまとめます。データベースとしてまとめる際にインデクス付けをしながらまとめていきます。検索エンジンに入力されるキーワードから検索すべきインデクスを作成し、データベース中で合致するインデクスに対応する結果を表示するわけです。

そして最後に検索結果表示順序の決定です。この順序付けの方法が公開されていないので、Google検索品質評価ガイドラインを見ていきましょう、というのがこのまとめの趣旨になります。次回から個別項目について見てきましょう。

では、ごきげんよう。

いいなと思ったら応援しよう!