無線 LAN Wi-Fi #4

株式会社リュディアです。今回も Wi-Fi についてまとめてみます。今回は Wi-Fi の利用制限についてまとめてみます。前回の記事も参考にしてください。

まず今現在、皆さんが使っている Wi-Fi が 2.4GHz 帯と 5GHz 帯の 2つであることは説明しました。60GHz帯の IEEE 802.11ad もありますがこちらを使ってる方はおられないと思います。

2.4GHz 帯は電子レンジの干渉を受けやすく 5GHz 帯は電子レンジの干渉を受けにくいので Wi-Fi5から 5GHz 帯に移行するように見えましたが Wi-Fi6 で再度 2.4GHz 帯もサポートされるようになりました。

電波法の法規制の観点からは 2.4GHz 帯はどこででも使えるが5GHz 帯は屋外での利用は基本的に禁止ということは知っておいてください。それだとモバイルルータや携帯電話のテザリングを使って Wi-Fi を屋外で利用できなくなるの?ということになるのですが法規制なので当然例外があります。基本的にと書いたのはそのためです。

5GHz 帯はお互いに重なり合わない 19 のチャネルにわかれるように設計されているのですが、そのうち WS52と呼ばれる 5.18GHz ~ 5.24 GHz の4チャネルWS53 と呼ばれる 5.26GHz ~ 5.32GHz の 4 チャネルは屋外での利用は禁止されています。残りの WS56 と呼ばれる 5.5GHz ~ 5.7 GHz の 11 チャネルが屋外でも利用可能となります。そのため屋外で使う可能性のある機種については WS56 のチャネルを使うことが可能かどうか購入前に確認が必要となります。

以下の総務省の資料に丁寧な説明がありますので参考にしてください。

今回は Wi-Fi の屋外利用についてまとめました。今後 5GHz 帯の Wi-Fi が中心になってくると思われますので、使用法が法規制に違反していないか注意が必要です。

では、ごきげんよう。


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