低下する合計特殊出生率 #3
リュディアです。引き続き出生率についてまとめてみます。
低下する合計特殊出生率 についてのまとめへのリンクをまとめておきます。
元記事として参照した日本経済新聞へのリンクを再度つけておきます。
この記事の中には「厚労省は15~49歳の女性人口の減少と20代の出生率低下を理由に挙げる。」と書かれています。データで確認してみましょう。まず15-49歳までの女性人口の変遷を見てみます。次の表を見てください。
15-49歳の女性人口のピークは1990年、平成2年でおおよそ 3,140万人となっています。20年後の2020年、令和2年にはおおよそ 2,430万人となっています。何と 20年で 23%の減少です。これは大きい減少率ですね。グラフで見るとさらに減少の様子が大きいことが理解できると思います。
では次に 15-49歳の女性人口のうち各年齢グループの占める割合を見てみましょう。次の表を見てください。
まず赤字の部分を見ていただきたいのですが、1975年に25-29歳の女性が多いこの時期が第二次ベビーブームと呼ばれる時期に一部重なります。また緑字の部分は赤字の部分に含まれる女性が20代で出産した子の世代と重なります。結局、当然といえば当然なのですが特定の年代で人口増加が起こると、その世代は人口に占める割合が多いまま高齢まで移行していくことになります。以下のグラフを見てください。上の表をグラフにしただけです。
15 - 49歳までの女性のうち下4色の 15-34歳の比率が減少していることがわかると思います。1975年には 15 - 34歳の比率が 60%を占めていたのが、2020年には 50%未満になっています。女性の人口分布の観点からも少子が進むのも理解できますね。
低下する合計特殊出生率 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。
では、ごきげんよう。
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