移動体通信 #6 4G

株式会社リュディアです。今回は第4世代移動通信システムについてまとめてみます。前回までのまとめを以下につけておきます。

ITU は IMT-2000 の次の規格として IMT-Advanced と名付けて第4世代移動通信システムとしました。2010年に ITU は IMT-Advanced を厳密に満足する通信規格が Advanced LTE と WiMAX2 のみであるとしましたが、3.9Gのまとめにも記載したように後に LTE, WiMAX, HSPA+ も 4G と呼んでもよい、という声明を出しました。

現在の日本の携帯キャリアの厳密な4G サービスは、NTTドコモが PREMIUM 4G、KDDI / au が au 4G LTE CA、Softbank が 3.9G の際に使った Softbank 4G のまま内容を変更して正式な 4G 対応としました。

通信速度は 50 Mbps ~ 1 Gbps、インターネットプロトコルとして IPv6 に対応といった特徴があります。

ところで、今現在、日本で4Gサービスの普及率はどれくらいなのでしょうか?2019年末のデータですが総務省の以下の資料の3ページ目にあるグラフを見てみましょう。

4G普及率

4G と 3.9G の合計がグラフの赤色で表現されています。双方あわせて 2019年で 79% になっています。同時期のスマートフォン普及率が70% なのでスマートフォンでの通信サービスは 4G + 3.9Gに置き換わっているといって問題ないと思います。

ところで実質最初の普及したスマートフォンである初代 iPhone が発売されたのはいつだったと思いますか? 2007年 1 月に発表し、その半年後から発売されだしました。つまりこの10年は 4G の歴史であり、またスマートフォンの歴史であり、世界中でデータ量が急激に増えた年でもあると言えます。

では、ごきげんよう。



 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?