登録日本語教員試験対策 母音や子音が元の音から変化する例
リュディアです。過去問にも出ている母音や子音が元の音から変化する現象の区分についてです。まず最初に形態素と異形体(いけいたい)についてです。形態素は意味を担う最初の単位であり、それ以上分けられないものです。例えば傘を表す形態素は {kasa}なのですが、これは状況によって /gasa/になることがあります。形態素 {kasa}は /kasa/ と /gasa/ という異形体をもつといいます。まずこれがベースとなる考え方です。
次に具体的な変化を見てみます。
転音(音韻交替):語の音が変わること
酒屋 /sake/ が /saka/
白樺 /shiro/ が /shira/
連濁:単語と単語が組み合わさるときに、後ろの語の語頭が濁音に変わること
甘酒 /sake/ が /zake/
手紙 /kami/ が /gami/
音韻添加(音の添加)
小雨 /ame/の前に /s/が挿入、日本語の中でも極めて珍しい
ついでに促音化も同じ問題の中にあったので見ておきましょう。
恰好(かくこう -> かっこう)
言葉がいろいろあって大変ですけど、ぼちぼち覚えていきましょう。
では、ごきげんよう。
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