登録日本語教員試験対策 漢字の読み

リュディアです。登録日本語教員の過去問を見ていて、漢字の読みについての出題に困っています。呉音、漢音、唐音という3つの読み方があって、それぞれどれに該当するか、というタイプの問題です。

例えばという感じについての読み方は以下のようになります。

修行(しゅぎょう):ぎょうは呉音
行動(こうどう):こうは漢音
行脚(あんぎゃ):あんは唐音

全部を覚えるのも辛いので何か傾向がないか調べて、以下のように考えると正解である確率が高いように感じました。

  1. 基本は漢音なので、呉音か唐音かだけ調べるつもりで見る

  2. いかにも読みにくい読み方の場合は唐音である可能性が高い。

  3. 仏教に関する用語で使われる読み方は呉音

日本に伝来した順序も呉音、漢音、唐音です。歴史的な背景からいっても、呉音は5~6世紀ごろに伝来したもので、正式に仏教が日本に伝来する付近までの読み方です。ただ古くから日本の生活に溶け込んでいる言葉かどうか、というのは判別が難しいです。漢音は遣隋使、遣唐使によって伝来したものです。この時代に伝わった読み方が今も一番数が多い音読みになります。唐音は主に貿易商人によって伝わったもので、特殊な読み方が多く体系的ではありません。このあたりがいかにも読みにくい読み方で見分けられることと合致しています。

適当なまとめでしたが、この手の問題はある程度割り切って、正解したらラッキーくらいにしておかないときりが無いですね。

では、ごきげんよう。

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