ウクライナの原子力発電所
リュディアです。ロシアのウクライナ侵攻がとまりません。またロシアがウクライナの原子力発電所を掌握したり原子力研究施設に砲撃を加えているというニュースもあります。
核に関連する設備である原子力発電所と研究施設を手にいれようとしているようなのですが、ウクライナにはどの程度原子力発電所があるのでしょうか。
一般社団法人日本原子力産業協会のウクライナの原子力発電所の状況を見てみましょう。
この中のサポロジェ原子力発電所がまさに占拠されている原子力発電所なのですが稼働中という部分に注意が必要です。実際この資料によると6号機まであるうちの2, 4 号機が 980MWで可動中と記載されています。また場所もロシアに近いウクライナ東部になります。
他にロブノ原子力発電所、フメルニツキ原子力発電所、ミナミウクライナ原子力発電所があるようです。これら3つもまさに稼働中のものです。またロブノ、フメルニツキの2つはウクライナ西部にあるのでもし何かあれば欧州もただではすみません。
ウクライナ情勢に関する報道を見ていて原子力発電所に対する攻撃がなされていること、さらにこのページにある地図を見てぞっとしました。
チェルノブイリの大惨事があった国でなぜ原子力発電がここまで稼働しているのか不思議な感じがしましたが以下のページの理由が記載されていました。どこまでが事実かはわからないですが、エネルギー政策でロシアに依存することがリスクであるため原子力発電による脱ロシアが重要であるとのことです。そのように考えると、ロシアが原子力発電施設を掌握しにいくのも理解できます。ただこの記事の真偽は私には判断できませんでした。
いずれにしろ、直近の交渉で何とか落ち着いてほしいものです。
では、ごきげんよう。