G検定 / 統計検定 データの視覚表現 #5

株式会社リュディアです。引き続きデータの視覚表現、いわゆるインフォグラフィックについてまとめていきます。

過去の G検定 / 統計検定 データの視覚表現についてのまとめは以下を参照してください。

今回はクロス集計表棒グラフ帯グラフモザイク図についてまとめてみます。以下の好きな食べ物のデータを使っていきます。

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年齢があがるにつれて食の嗜好がどのように変わっていくかを示す厳密なデータを作りたかったのですがでたらめなデータですので選択肢が残念なことはお許しください...

ちなみにこのような形式の表をクロス集計表と言います。縦に複数の学年が入っている状態で同じアンケート項目に回答してもらうタイプのものです。クロス集計表がどのような感じの表なのか知っておいてください。

では皆さんがこれらのデータをプレゼンテーションする際にどのような視覚情報が効果的だと思いますか?いろいろな選択肢があると思うのですが順番に見ていきましょう。

棒グラフ

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グラフの向きが縦か横かは資料全体の構成にもよるのでここでは拘らないことにします。棒グラフはよくみかけますね。何を強調したいかを考えて、この棒グラフが適切かどうか考える必要はありますが便利な図形表現です。データの視覚表現を使う場合は、見る側がどのような印象を持つかしっかりと考える必要があります。

積み上げ棒グラフ

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今回のデータを見せる際にはこのグラフが最も適していると思っています。あくまで私個人の印象です。縦軸は % ではなく人数を示します。今回のデータは各学年ごとの人数がいずれも100人と揃っているのでこのグラフが最適と考えています。積み上げ棒グラフはうまく使えば有効なのですが使われる頻度が低いように感じています。

積み上げ棒グラフ(%)

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今回のデータはすべての学年で100人揃っていますが、もし学年間で人数がばらついている場合には % で揃えるこの積み上げ棒グラフが最適です。例えば95 ~ 105人の範囲でばらついているときには% で丸めるのは問題ないと思いますが、たまに1000人と100人のデータを %表記で揃えているものを見ます。もはやデータとして意味がないと思うのでご注意ください。

モザイク図

最後にモザイク図です。まずモザイク図のイメージを以下に示します。

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私はプレゼンテーション等でモザイク図をうまく使うことができないのですが、たまにすごく上手に作られたモザイク図を使って効果的なプレゼンテーションをされる方がおられますよね。うらやましい。

モザイク図のポイントは同じ色の領域の面積の総和がわかりやすくなっているかどうかだと思います。例えば今回のモザイク図であればオレンジの領域の面積が圧倒的に大きいということを他の人に伝えることができれば大成功だと思うのです。自分でうまく使いこなせないので微妙な説明というかコメントになってしまいましたがご容赦ください。

G検定 / 統計検定 データの視覚表現に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。



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