カーボンニュートラルと再生可能エネルギー #3

リュディアです。引き続きカーボンニュートラルと再生可能エネルギーについてまとめていきます。

カーボンニュートラルと再生可能エネルギー についてのまとめへのリンクをまとめておきます。

再生可能エネルギー源として日本人に身近なのは太陽光発電だと思います。家庭につけておられる方も多いのではないでしょうか。今回は世界の太陽光発電について見てみます。このリンク先を情報源としました。このリンクの中に Producers of solar PV electricity とタイトル付けされた表がありますので見てみましょう。いずれも 2019年のデータであることに注意してください。

最初に聞きなれない PV という単語の説明です。PVは Photovoltaic の英単語の略語光起電性を意味します。そのため海外では光起電性を持つソーラーパネルのことを PV と呼んでいます。日本ではソーラーパネル、ソーラーセル、あるいは太陽光発電という言葉を使うので PV という言葉が身近では無いのですが知っておいてください。厳密には太陽光発電は Photovoltaic Power Generation と言います。

ではデータを見ていきましょう。この表は国別の太陽光発電による発電量のランキングです。全世界の太陽光発電量に占める割合と共に記載されています。ここでも中国が圧倒的で 32.9%、米国、日本と続きます。この3国で全世界の太陽光発電のうちの56%を占めています。

このデータを見ると次に全発電量のうち太陽光発電量はどれくらいの分量を占めるのか?を見てみたくなりますよね。以下の表を見てください。

各国での総発電力に占める太陽光発電量の比率です。イタリア、ドイツ、日本、オーストラリアのみが 5% を超えていて、他は 5 % 未満です。また世界全体で見ると太陽光発電量の占める割合は 2.5% にしかすぎません。

今は 2022年ですからもう少し太陽光発電量が増加している可能性はありますが、10% に到達するのはまだ先になりそうですね。

よく言われる太陽光発電の問題点としては天候や太陽光パネルの経年劣化による発電量の不安定さがあげられます。結局、太陽光発電量が不安定であるため、それを賄うための火力発電なり原子力発電を発電会社は準備する必要があり効率があがらないというものです。天候に対する依存、経年劣化に対する依存性などいろいろあるのでしょうが、なかなか難しい問題です。

ただ各家庭に太陽光発電システムをつけたとしても、発電会社、送電会社と契約を切るわけではないので、特に環境負荷が小さくなるとも思えないというのは個人的な感想です。

カーボンニュートラルと再生可能エネルギー に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。

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