米インテルは分割される?
リュディアです。この数日ですごいニュースが流れています。ブルームバーグがTSMCがインテル米工場運営を検討、トランプ政権要請で-関係者、ブロードコム、インテルの半導体設計部門買収の可能性を検討-WSJと報道しています。後半はブルームバーグの報道ですが、情報源はウォールストリートジャーナルですね。
インテルとサムスンは最後まで残った半導体の垂直統合型企業です。垂直統合というのは企画、設計、製造、販売まですべてを自社で行うタイプの企業体のことを言います。昔の日本の半導体企業もこのタイプです。
一方で最近の主流は製造だけをアウトソースするタイプ、ファブレスといわれる半導体企業です。NVIDIA、AMD、Boardcom、Qualcomm などですね。
そして今回の報道はインテルの設計部門をブロードコムに、製造部門をTSMCに売却?する可能性を検討というものです。厳密には売却なのか、運営を任せるだけなのか、まだクリアではありませんが、もし実現したらインテルはなくなりますね。
インテルは超微細領域の開発立上げに失敗し低迷が始まりました。それがここにきて、もう立ち直れない領域にまで入ったということです。今後、インテルがどうなるのか、まだまだ先行きが見通せませんね。
では、ごきげんよう。