社会保険とは何なのか?
リュディアです。最近の報道を見ていて、社会保険というのは何に使っても良いものなのか?という疑問がわきましたので調べてみます。基本的に政治には興味が無いので、それっぽいことを書いていても単なる愚痴です。無視してください。まず私が妙な気分になった最近の報道です。
まず最初の報道です。企業の利益で、なぜ他人の社会保険を負担しないとダメなのか?株主の理解は得られるのか?利益は株主に分配するものだと思います。
2つめの報道。地方医師の上乗せ報酬をなぜ社会保険、おそらく健康保険だと思いますが負担するのか?
そもそも社会保険の定義はどうなっているのでしょうか?平成11年版厚生白書の概要という厚労省のページから抜粋します。
第2節 社会保障の定義は何か
○ 英語のsecurityは、ラテン語のse-curusを語源にしており、seは「解放」を、curusは「不安」を意味している。つまり、元来、不安からの解放、危険や脅威のない平静な状態を意味している言葉である。
一方、日本語の「保障」には、小城を意味する「保」と、砦を意味する「障」の字から構成されており、「ささえ防ぐこと、障害のないように保つこと」等の意味がある。
英語のSocial Securityも、日本語の社会保障も、言葉の上からは、社会的な仕組みにより危険から守ること、という意味合いになる。
○ 「社会保障」という言葉が意味するところは、国によって異なっている。我が国においても、社会保障の定義は、社会保障制度の範囲、内容、対象者の変化等に応じ、時代の変化とともに変わってきている。最近の定義の例として、社会保障制度審議会において、社会保障とは、「国民の生活の安定が損なわれた場合に、国民に健やかで安心できる生活を保障することを目的として、公的責任で生活を支える給付を行うもの」と定義されている。
第3節 社会保障はどのような目的と機能を持っているか
○ 社会保障の定義の変遷等を踏まえ、社会保障の主な目的を整理すると次のとおり。
(1) 生活の保障・生活の安定
(2) 個人の自立支援
(3) 家庭機能の支援
○ 社会保障の機能は、主として次のとおり。
(1) 社会的安全装置(社会的セーフティネット)
(2) 所得再分配
(3) リスク分散
(4) 社会の安定及び経済の安定・成長
(表「社会保障の目的と機能」参照)
今の使い方は違うと思うのですけどね。皆さんはどう思いますか?社会保険は交通費を含むむき出しの給与、つまり一切控除されない状態の交通費を含む年収ベースでかかるからすごい大きいのです。しかも会社負担は従業員負担より大きいから、事業に影響を与えます。厚生年金と健康保険は半額負担ですが、それ以外に会社だけが負担する社会保険があるのです。興味のある方は以前に私がまとめたものを見てください。
以前からロボット分野で言われていたことに、自給が1500円に近づくと急激に自動化が進んで人間が不要になる、という話があります。本当にそうなるのかもしれませんね。愚痴っぽい内容ですみませんでした。
では、ごきげんよう。