経産省 未来人材ビジョンについて #6
リュディアです。引き続き経産省の未来人材ビジョンを見ていきます。
未来人材ビジョンについて についてのまとめへのリンクをまとめておきます。
元となったページは次のリンクです。このリンクの中に本まとめの元になった未来人材ビジョンのPDFへのリンクもあります。
今回は企業の人への投資と、人の学習意欲について見てみたいと思います。まず日本の人材競争力が下がっているというグラフです。何をもって比較しているのかわかりませんが企業が欲しがるかどうかというような基準なんですかね。多分ですがスイスの国際経営開発研究所(IMD)が年に一度報告する世界人材競争力ランキングに基づくデータではないかと予測しています。
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米国、中国、日本の参加国のデータでは上のようなグラフになるのですが、そもそも最新の 2021年版で日本の順位は31位です。上位3国が米国、中国、日本で争っているような印象を与えるグラフはやめてもらいたいものです。
次に社外学習や自己啓発を行っていない人の割合です。
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これは私も感じていたことなのですが、新しいスキルを身に付けたり勉強したりすることに対して、会社が金を出してくれるなら、とか研修会をしてくれたら、とか言う人が増えてきた気がします。私自身は自分の能力を磨くための投資は自分自身で行うべき、自分の仕事の質を上げるための投資も自分自身で行うべき、そして給料アップで回収するという気持ちで毎日頑張っているのですが皆さんはどのように思われますか?会社が福利厚生、あるいは従業員全体のレベルアップに機会を提供することはあるかもしれませんが、そこに頼ることが前提になるべきではないと思っています。
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その一方で特に IT エンジニアは自分の技術が陳腐化することに不安を持っているとのことです。それはそうですよね、不安に思っている間に自分で動けばいいのにと思うのですが私がおかしいのかもしれません。
他にも新入社員で海外で働きたく無いという方の比率も60%と高いです。新入社員のときは、何だかよくわからないけど、何でもしてみたい、と思うような時代では無いのですかね。海外に行くのが偉いとか偉くないという話ではなくて、何にでもトライしてみたいという気持ちが弱くなってるのかもしれませんね。
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なんだか今回も日本を覆う閉塞感を見るような結果ばかりでしたね。
未来人材ビジョンについて に関するまとめの続きは以下からどうぞ。
では、ごきげんよう。