Python でグラフを描く Matplotlib #3

株式会社リュディアです。Python でグラフを描く方法についてまとめます。引き続き Matplotlib を使った方法についてです。

前回までの Python でグラフを描く Matplotlib のまとめへのリンクは以下を参考にしてください。

今回は複数のグラフを表示する方法についてまとめてみます。以下のようなデータを考えてみます。

x = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y1 = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y2 = [0, 2, 4, 6, 8, 10]

y1 は今まで使ってきたデータで y1 = x となる直線です。y2 は y2 = 2x となる直線です。ではこれら2つの直線を同時に表示するようなコードを見ていきましょう。単に plt.plot() を2回呼ぶだけです。以下のコードと実行結果を見てください。

import matplotlib.pyplot as plt

x = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y1 = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y2 = [0, 2, 4, 6, 8, 10]

plt.plot(x, y1)
plt.plot(x, y2)

plt.title('Two graphs')

plt.xlim(0, 5)

plt.xlabel('Label of X')
plt.ylabel('Label of Y')

plt.show()

画像1

2つのグラフが表示されていますね。では次に凡例を入れてみましょう。plt.plot() 部分に label キーワードを追加します。以下のコードと実行例を見てください。

import matplotlib.pyplot as plt

x = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y1 = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
y2 = [0, 2, 4, 6, 8, 10]

plt.plot(x, y1, label='y=x')
plt.plot(x, y2, label='y=2x')

plt.title('Two graphs')

plt.xlim(0, 5)

plt.xlabel('Label of X')
plt.ylabel('Label of Y')

plt.legend()
plt.show()

画像2

グラフの左上に凡例が表示されていますね。コードの中で plt.plot() に label を追加しているのと、plt.legend() で凡例を設定していることに注意ください。

今回は複数のグラフを表示し、かつ凡例により複数のグラフを区別しやすくする方法についてまとめました。

Python でグラフを描く Matplotlib に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。


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