登録日本語教員試験対策 外国人児童生徒数
リュディアです。登録日本語教員試験の勉強を進めています。自分なりにまとめた情報を公開していきますのでお役に立つようでしたらご利用ください。今回は外国人児童生徒数についてです。情報のソースは令和3年5月の公開された文科省の外国人児童生徒等教育の現状と課題です。
外国人児童について私もよく理解していなかったのですが、PTA会長をしている友人に聞いて驚いたことがあります。
日本人の児童は小学校入学年齢になると行政が追跡し案内が届く、義務教育だから
外国人の児童は小学校入学年齢になっても案内はなく、保護者が希望すれば日本人と同様の公教育を受けることができる、義務教育は日本国籍を持つ人だけのものだから
このようなシステムのようです。このシステムの違いは知っておいた方がよいと思います。外国から人を呼び寄せようとしているのに、このようなシステムはよくありませんよね。
では、実際にどのような言葉を母国語とする児童が多いのか見てみましょう。たぶん、皆さんの予想が外れると思います。
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私はフィリピン語、フィリピノ語だと思っていたので驚きました。地域性もありそうなのですがポルトガル語を母国語とする児童が多いのですね。次にどの程度の人数がいるのか見てみます。
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少し古いですが平成30年で5万人を超えてきています。日本国籍であるから日本語に困らないというわけではありません。日本国籍だけど両親とも外国人という家庭だと家庭では何らかの母国語を使うわけなので日本語を使う機会が少なくなります。次に都道府県別です。
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愛知県が圧倒的に多くて、その次に神奈川、東京を含む首都圏、そして大阪と続きます。愛知県は歴史的にも多数の外国人を受け入れてきた経緯もあり、外国人が生活する上でのサポートが充実していると言われています。製造業が多いこともあるとは思うのですが、鶏が先か卵が先かという感じですね。
これから外国人の方に来日してもらい、日本全体を効率よく回すためのサポートをしてもらうというときに、児童、生徒に対するサポートというのは重要です。今の義務教育システムも改変すべきではないでしょうか。いろいろ考えさせられる問題です。
では、ごきげんよう。