ニアリーイコールの数学記号について

株式会社リュディアです。今回はニアリーイコールの数学記号についてまとめてみます。

一言にニアリーイコールといってもいろいろな記号があります。どう使い分けるのか、という疑問をお持ちの方も多いと思います。まず Windows のかな漢変換でニアリーイコールではなくイコールを変換してみると膨大な候補が出てきます。私の環境では以下のような変換候補が表示されました。

Windows変換候補

見たこともないような候補も出ていますのですべてについて扱いませんが、よく使いそうなものだけ抜粋します。参考に英語版、日本語版の Wikipedia を参考にしました。

まず ≒ 記号ですが日本を含む一部の地域のみで用いられている記号であるとのことです。日本語で文書や論文を書くときはこの記号を使えばいいと思いますが英語で記載するときは避けた方がよさそうです。

英語版の Wikipedia の記載をまとめると以下のようになりました。≈ を使うのが世界標準のようです。参考に LaTeX のどのコマンドに相当するかも記載しておきます。

まとめの表

今回は忘備録も兼ねてニアリーイコールの記号についてまとめてみました。他にもいろいろな記号があり学術分野や執筆者の好みに任されている感じもします。ただし株式会社リュディアの記事では可能な限りこのまとめに従って記載していきたいと思います。

AMS (American Mathematical Society / 米国数学会)の論文執筆規約などを調べると厳密に記載されているかもしれませんね。もしご存じの方がおられましたら教えてください。

では、ごきげんよう。


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