インテルの買収報道

リュディアです。ブルームバーグがインテル、クアルコムが買収検討と関係者-過去最大規模のM&Aにもと報道しました。

私どもも2024, 9/19にインテルが製造部門を分社化という報道を共有しました。

残る製造部門以外を米クアルコムが買収を検討しているというのです。これがアメリカのダイナミズムというのですかね。ただ買収はうまく進まない気がします。確かにクアルコムはモバイル分野の SoC と呼ばれる巨大なロジックチップで大きなシェアを持っており、いわゆる Windows PCの世界で大きなシェアを持つインテルとは補完関係にあります。しかしこの規模の企業を買収し、不採算部門を整理し、組織として一体感を出すまでには長い時間がかかるでしょうし、会社が持ちこたえられない気がします。また米国を含む他国も独禁法の観点から買収を許さないでしょう。

また別途、アーム、インテルのプロダクト部門買収打診との報道もなされました。

5年前では考えられないような報道です。今や半導体の巨人インテルを、官民でどのように救うか、という報道が増えてきました。最終的にどのようになるのかは別にして、このような報道がなされたり業界が動くこと自体が米国のダイナミズムであり、新陳代謝を生み出す神髄なのだな、と羨ましく思いました。

では、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?