Python 反復処理 #2 while
株式会社リュディアです。引き続き反復処理、いわゆるループについてまとめていきます。Python の反復処理は大きく while と for を使う方法に分類できます。今回は while についてまとめてみます。
前回までの反復処理のまとめへのリンクは以下を参考にしてください。
while で反復処理を扱う場合は以下の構文に従います。
while 条件式:
処理したい内容
条件式が True である間、処理したい内容を繰り返すことになります。では早速具体例を見ていきましょう。初期値として変数 i を i = 0 とします。i < 5 が True である間は print 文で i の値を表示します。ただしループを1回処理するごとに i = i + 1 つまり i の値を 1 ずつ増やしていきます。
i = 0
while i < 5:
print(i)
i = i + 1
>> 0
>> 1
>> 2
>> 3
>> 4
i の値が 0, 1, 2, 3, 4 と 1 ずつ増えていき i = 5 になったときに i < 5 が False になるのでループを抜けてプログラムが終了となります。
次に強制的にループを抜ける break と強制的にループの先頭に戻る continue 文を扱ってみましょう。break を使った例と continue を使った例を見てください。
i = 0
while i < 5:
if i == 3:
i = i + 1
break
print(i)
i = i + 1
print('Finished loop')
>> 0
>> 1
>> 2
>> Finished loop
i = 0
while i < 5:
if i == 3:
i = i + 1
continue
print(i)
i = i + 1
print('Finished loop')
>> 0
>> 1
>> 2
>> 4
Finished loop
違いはわかりますか?以下の図を見てください。
break はループの外にジャンプします。ジャンプと書きましたが一気に移動するというニュアンスを伝えたかったのでジャンプと書きました。continue はループの先頭にジャンプします。
break も continue もループの処理中に例外的な処理を入れたい場合に利用します。特に continue はうまく利用できていない方が多いので意識して使ってみてください。
反復処理に関するまとめの続きは以下からどうぞ。
では、ごきげんよう。
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