高等学校 情報Iの要点 高等学校で情報Iを学ぶ意義 #4

リュディアです。引き続き高等学校で情報 I を学ぶ意義について考えてみます。

高等学校で情報 I を学ぶ意義についてのまとめへのリンクをまとめておきます。

今回は情報で用いられる特別な用語の理解についてまとめてみます。情報で出てくる用語については2つの問題があると思います。

  1. 一般に使われる用語になったが多くの人が内容を理解していない用語

  2. 日常生活では使わないが情報の世界では日常的に使われている用語

まず 1 の一般に使われる用語になったが多くの人が内容を理解していない用語について見てみます。代表的なのは WiFi です。私の知り合いとの会話で驚いたのが WiFi = 無料のネットワーク、という理解をされている方が多いことです。元々インターネット自体が有線であった時代があり、インターネットが無線化されたものが WiFi です。当初は IEEE 802.11* と呼ばれていた仕様をまとめて WiFi とするようになりました。この高等学校 情報I のまとめシリーズでもネットワークについてまとめています。詳細はこちらを見てください。

少なくとも以下の 2 点についてはしっかりと意識してください。

  • 携帯電話のネットワークである 4G, 5G と WiFi は別ものである。

  • WiFi は無線化されたインターネットの総称であること

同様に怪しい用語としてメモリという単語があります。C言語で低レベルなプログラミングを行ったことがある人はわかると思うのですが、メモリとストレージ(記憶領域)は根本的に違います。低レベル = よろしくない、という意味ではなくハードウェアに近いという意味です。こういうところでも用語の使い方で問題が発生しますね。メモリとストレージの違いについても私どもリュディアで高等学校 情報I のまとめシリーズでまとめているので以下の記事をみておいてください。

SNS についても同様です。「LINE のような SNS」 という言葉はおかしいです。LINE は SNS っぽい機能も持ちますがあくまでチャットアプリです。Facebook はチャット機能を持つ SNS アプリです。このあたりも用語として気をつけてもらいたいと思います。

つぎに 2 の日常生活では使わないが情報の世界では日常的に使われている用語についてです。こちらはたくさんあるのですが例えばアルゴリズム、プロトコルといった言葉はどうでしょうか?皆さん説明できますか?

用語はまた別途まとめますが、このような特殊な用語は書籍を読むときや人の話を聞くときに知っておかないと理解が進みません。そのため聞いたときに反射的にどのようなものか頭に浮かぶようになっている必要があります。

では、ごきげんよう

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