米政府が NVIDIAや AMDに先端GPUの対中輸出を制限
リュディアです。2022年9月2日にブルームバーグでエヌビディア、GPUの対中輸出規制で一部承認取得という報道がありました。
8月末付近から情報としては流れていましたが、通信社の情報として正式に報道されたものなのでこれで確定なのでしょう。
ブルームバーグの報道は中国への輸出に関しての規制ですが、以下のように中国、ロシアへの輸出に関して規制がかかっているとの報道もあります。
NVIDIA については具体的に2つのグラフィックボードの名前が出ており A100と次世代の H100 の2つです。
いずれもデータセンターでの利用を前提としたハイエンド向けグラフィックスボードであり、一般のノートPCレベルで使われるようなものではありません。特にAI向け計算を高速化するためのボードと考えればよいと思います。そのため実質中国で製造されているノートPC等へのサプライチェーンの観点からの影響は無いでしょう。
しかしながら米中貿易戦争が今後も継続され、米国の対中制裁が本気であることを感じる報道でしたのでここに共有しておきます。NVIDIA や AMD の株価が下がったことによる自国企業への経済的ダメージを恐れず対中制裁を続けるということは相当な本気度だと思います。
次のような報道もあり中国にとっては大きなダメージを受ける措置なのではと思います。
では、ごきげんよう。