低下する合計特殊出生率 #4
リュディアです。引き続き出生率についてまとめてみます。
低下する合計特殊出生率 についてのまとめへのリンクをまとめておきます。
元記事として参照した日本経済新聞へのリンクを再度つけておきます。
この記事の中には「厚労省は15~49歳の女性人口の減少と20代の出生率低下を理由に挙げる。」と書かれています。前回のまとめでは15-49歳女性人口がどの程度進んでいるのかを見てみました。今回は出生数、出生率について見てみます。まず出生数から見てみます。次の表を見てください。
この表は 1975年以降のデータのみですが日本の出生数のピークはいわゆる第1次ベビーブームと呼ばれる 1947 - 49年です。おおよそ年あたりの出生数が 270万人です。その次の第2次ベビーブームと呼ばれる 1971 - 74年も年あたり 200万人となっています。この表が 1975年以降であるのは第2次ベビーブーム以降を見るためです。
実際 1975年に年あたり 190万人であった出生数は2020年には 100万人を割り込むようになりました。COVID-19の影響もあるのでしょうが、COVID-19 が発生する前段階の 2015年であってもほぼ 100万人でありいずれにしろ年あたり出生数が 100万人を割り込むのも時間の問題であったはずです。グラフで見てみると出生数が低下している様子がわかりやすいと思います。
表とグラフをよく見てみると 20-24歳の女性、25-29歳の女性の出生数が激減している様子がわかると思います。グラフのオレンジ色と灰色の部分が急激に少なくなってますね。一方で黄色の 30-34歳の女性の出生数は比較的安定しており年あたり30-40万人程度です。青色の35-39歳の女性の出生数は数字としては小さいですが増加傾向にあります。とにかく20代女性の出生数の激減が少子の大きな原因になっていることは間違いなさそうです。
低下する合計特殊出生率 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。
では、ごきげんよう。
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