NHKを語る詐欺メールについて, 7月26日, 2022年
リュディアです。この2日で NHK を語る詐欺メールを3つ受け取りましたので、皆様と情報共有することも兼ねて内容を調べてみます。私は yahoo メールで受け取ったのですが、1つは通常メールとして受け取り、2つは迷惑メールに分類されていました。今回は通常メールとして受け取ったメールの内容を見てみます。メール本文は以下のようになっていました。
From : NHK（日本放送協会）account-update@nhk.or.jp
件名：NHKサービスの使用に関する通知
NHKのサービスをご利用いただきありがとうございます。
NHKがNHKプラスにアップグレードされました。
NHKアップグレードの内容を以下に説明させていただきます。
放送同時配信
パソコンやスマートフォン、タブレットで、総合テレビやEテレの番組を放送と同時に視聴できます。
見逃し番組配信
総合テレビやEテレの番組を放送後から1週間いつでも視聴できます。
「プレイリスト」機能
見逃し番組をジャンルやテーマ別に並べ、番組を見つけやすくしました。
「番組を探す」機能
見逃し番組を、日付やチャンネル、キーワードで探すことができます。
放送受信契約のある方は追加の負担なくお使いいただけます。
アップグレードは無料で、契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。
今すぐアップグレードして、特別な特典をお楽しみください、6〜12か月利用可能放送受信料免除。
契約しているすべてのゲストはNHKプラスにアップグレードする必要があります。
お客様の状況に応じた手続の流れをご案内します。
以下のリンクをたどって、アカウントを登録またはアクティブ化してください。
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NHKのご利用手続きありがとうございます。
以下のURLをクリックし、アップグレード操作を実行します。
https://plus.nhk.jp/activation.html?cid=ehbad08jmv
NHKでは引き続きサービスの改善に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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■ 注意事項
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※このメールは、送信専用メールアドレスから配信されています。ご返答いただいてもお答えできませんので、ご了承ください。
※本メールに掲載している情報は、予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
※本メールにお心あたりが無い場合、どなたかがメールアドレスを誤って入力されたものと思われます。
大変お手数ですが、本メールを削除いただきますようお願いいたします。
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Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved.
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【通知書】番号：WZ5192840995
メール本文中のハイパーリンクをクリックすると以下のページにつながりますが、登録、入力をしてはいけません。
では順に見ていきましょう。まずメールの送信元について見てみます。送信元は From : NHK（日本放送協会）account-update@nhk.or.jp と表示されており特に違和感はありません。しかしヘッダ詳細を表示し Return-Path や Sender の情報を表示すると以下のようにトップドメインが cn、つまり中国のドメインが指定されていました。
Return-Path: amazonx-co-jppo@wmxu.cn
Sender: amazonx-co-jppo@wmxu.cn
この wmxu.cn を調べるために次の whois 情報検索サービスを使い結果を得ました。中国で管理されているドメインという情報のみで有意な情報は得られませんでした。
このメールが気持ち悪いと感じたのは、もともと内容を不自然に感じたのもあるのですが、やはり日本語が微妙におかしいんですよね。メール中の以下の文章を見てください。
放送受信契約のある方は追加の負担なくお使いいただけます。
アップグレードは無料で、契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。
今すぐアップグレードして、特別な特典をお楽しみください、6〜12か月利用可能放送受信料免除。
NHK の放送として意味的におかしい、という部分と日本語がおかしいところがあるのに気づきますよね。ただ上記以外の日本語は正直なところ違和感を感じませんでした。以前であればメール本文の日本を見て、これは自動翻訳か、日本語が中途半端にできる中国人が翻訳したのだな、と気づきましたが、詐欺メールの日本語レベルもあがってきていますので今後、ますますの注意が必要ですね。
今回はトラブルが拡散しないよう注意喚起も含めて本まとめを共有いたします。お互い、気を付けてネットワークライフを送りましょう。
では、ごきげんよう。