訪日外国人数の推移 #1

リュディアです。訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。きっかけは次のニュースです。

国としては訪日外国人による消費を拡大させたいようです。いわゆるインバウンド消費と呼ばれるものです。ただし訪日外国人の増加に対応できていない場所やエリアでは、一般住民の日常生活に支障が出るレベルで問題が発生しているという報道もあります。私個人としては、ある程度のところで止めないとインバウンド拡大というのは発展途上国のビジネスであって、日本が自国ビジネスの中心におくべきではないと思います。

それはさておき、訪日外国人数やどの国から来日する人が多いのか調べてみたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

まずは訪日外国人総数を見てみましょう。このグラフからもわかるようにピークは 2018, 2019年あたりの年間 3000万人超えです。そこからコロナ禍を経過し、今、盛り返しているところです。2024年では第一四半期の1~3月だけで850万人なので、単純にこれを4倍すると3,400万人となりピークの時期を超えそうな勢いであることはわかります。

なぜ訪日外国人数が激増しているのか?確かに2000年代は 1,000万人に届かない範囲で推移しています。日本が凄いというタイプのメディアでは、食事が安くて美味しい、街が綺麗で治安がよいから海外旅行に行く先として安心、日本のアニメが好きだから、と報道しています。これらもあるとは思うのですが、とにかくものが安いということにつきると思います。バブルのころに日本人がツアーでEUに観光旅行に行き、いわゆるハイブランドの店を買い漁ったという話を聞きますが同じことなのでしょう。次のグラフを見てください。

まずアベノミクスと言われる政策が始まり、ドル円が円安方向に推移し始めます。このドル円のチャートと訪日外国人総数は見事にリンクしていると思いませんか。少なくとも初回の日本旅行のきっかけの一つが買い物であるといっても間違いないと思います。

しかし今の日本の経済状況を打破するための1つの領域として力を入れるのは構わないのですが年数を決めて進めてほしいなと思います。このまま訪日客が増加しても大阪を含め地方都市は持ちこたえられないのではないでしょうか。今回は訪日外国人数全体と為替の関係を見てみました。

では、ごきげんよう。

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