町会について考えてみた #2
リュディアです。引き続き町会について考えてみたいと思います。ちなみに私は今現在も加入しており、町会存続派です。今回は町会加入率低下の原因としてあげられる存在自体をしらない、活動自体を知らないため加入しようと思わないについて考えてみます。
皆さんは町会が運営する行事として何が頭に浮かびますか?地域のお祭り、これは町会、大阪市内であれば地域活動協議会が主催のところも多いです。神社の祭りではなくて、いわゆる地域で小学校や公園を借りて行うタイプの祭りです。他にどんなことが浮かびますか?地域性はあると思うのですが、以下のようなものは町会が運営している行事であることが多いです。
地域にある公園の掃除
敬老会に付随する行事(敬老会の実施、敬老の日付近にお祝いの品を配布するなど)
地域の防災訓練(避難場所や避難備品の整備も含む)
単身高齢者のケア(食事を届ける、防災のときに、誰が助けに行くか分担を決める)
高齢単身世帯の方の集いの場(大阪ではふれあい喫茶と呼ばれるところが多い)
赤ちゃんが生まれる、あるいは生まれた後の保護者同志が集まってお互いに知り合いとなる場を提供(大阪では、親子サロンとか、赤ちゃんサロンというところが多い)
スポーツ大会の実施(最近では、ボッチャが多い)
年齢を問わない習い事の運営(生涯学習と呼ばれるもの)
小学校児童の登下校タイミングでの見守り活動
年末の夜警(火の用心)
他にもたくさんあると思います。例えば、こども食堂を運営する町会もあります。もちろん行政から補助金も支給されているのですが、このように考えると、誰でも一度は町会の恩恵を受けているのではないでしょうか。いやいや、私はどれも参加していないし、一切、恩恵を受けていない、町会費が安くても払うのは嫌、という方もおられると思います。
では、行事ではなく、街の整備という観点からはどうでしょうか?私の知る限り、大阪市では以下の役割は町会が担っていることが多いです。
町内の街灯の設置、消耗品、電気代
防犯カメラの設置、消耗品、電気代
町会加入者による一斉清掃
これは町会に加入していない方も恩恵を受けていますよね。街灯が無いと夜に町会全体の治安が悪化します。防犯カメラも行政の補助はありますが、町会が設置運営しています。年に何度か、町会全員で掃除をすることがあります。綺麗になって気持ちよくないですか。
行政がやればいい、行政がすべき、という話もわかるのですが、公務員を増やすことにも反対だし、自分たちのサービスを受ける権利ばかり主張していても仕方ないですね。だから、みんなで少しずつ負担しましょう、お互い助け合いましょうというのが町会だと思います。
では、ごきげんよう。