実績を見せることで得られるメリットとその先にあるもの
少し前に実際にあったことですが、クライアント様からこんなメッセージをいただきました。
このメッセージをいただいた時背筋がヒヤッとしました。
色々と怖いですよねー、、、
このことには、主に2つの問題点があると感じました。
未許可で掲載した2つの問題点
許可をもらわずに投稿:クライアントの許可を得ずに、自分の作品として公開することは大問題です。特に商業用のデザインや制作物は、企業のブランディングやマーケティングに直結するため、クライアントの許可を得ることが必要です。許可をもらわずに投稿することは、クライアントとの信頼関係を損ねる可能性があり、法律的な問題にも発展することがあります。
自己判断での行動:制作物が自分の手によるものであっても、それを勝手に使用するのは許されません。クライアントが制作物の所有権を持つ場合、その使用方法についてはクライアントの指示を仰ぐべきです。勝手な行動は、クライアントに対する敬意や信頼の欠如とみなされることがあります。
私自身は、トラブルを防ぐために普段からクライアントの許可をいただいた制作物のみを掲載しています。今回ももちろん、未掲載でした。
特に企業案件の場合、掲載許可が降りることは少ないため、基本的には掲載しないようにしています。
ごく稀にクライアント様から掲載OKとお許しをいただいた場合のみ、許可を得てから公開しています。
知名度のある商品のクリエイティブに携われると嬉しい気持ちもありますが、許可なく掲載することは絶対に避けるべきです。
せっかく信頼してデザインを任せていただいたのに、信頼関係が一気に崩れます。
そして一度損なわれた信頼を取り戻すことは難しいです。
また、こういった意識の欠如は、日常のコミュニケーションや取引の中で無意識に表れてしまうこともあるため、普段から気をつける部分だと思います。(当たり前っちゃ当たり前のことですが、、、)
実績を見せることで得られるメリットとは?
実績を公開することで、既存のクライアントや未来のクライアントに対して、自分のスキルや成果をしっかりアピールできます。
具体的な事例や実際の成果物を見せることで、「こんなにデザインが作れるよ!」と証明できて、それが新しいビジネスチャンスに繋がることも多いんですよね。
そして知名度のある企業案件だと、ここで権威性が発揮され「あの商品に関係するデザイン作ってる!だからすごい人なのかもしれない!」と思う方も一定数いらっしゃいます。
フリーだとそれで仕事につながったりするからつい言いたくなる気持ちはわかりますが、ダメなものはダメ。
フリーランスって上司がいないから自分がしっかり線引きをしないと、一気に崩れます。
もし「自分で作ったから全部勝手に公開してもOK!」という認識の方がいたら危険です。
この記事で少しでも意識が変わるといいなと思います。
今回の経験を通じて、私も改めて気を引き締めて、クライアントとの信頼関係を大切にしながら仕事に取り組むことの重要性を再認識しました。