Vtuber活動における 配信での立ち振舞いって何だろうって話

・挨拶

こんばんは。異世界転生コンサルをしている熊白デボアです。
ボクはドライブ配信という、レースゲームで高速道路をゆっくり巡航するっていう配信をちょこちょこやっているんですが、
そこのコンテンツとして、「他のVtuberさん自由に入ってきて貰っていいよ」っていうスタンスで凸待ち(電話突撃待ち)をして来てくれたゲストと雑談を繰り広げるっていう形を取っているんですね。

そこで、今回来ていただいたゲストさんが、ほんとに活動始めたばかりで、場に慣れていなかったのか感極まらせて泣かせちゃうなんて事があったので
ちょっと思ったことというか、改めて思ったことを文章としてまとめておこうかなって思った記事ですね。




・配信者とは恥をかく存在である


・恥に対するスキル

そもそも配信というか、水商売というか、人前に露出することによって成立するコンテンツと、恥ずかしいという感情は切り離せないという関係にありますよねっていうのを再認識したっていう話です。

ゲストに来ていただいた方がしきりに「え?なんか僕間違えましたか?」っていうセリフを多用されていたんですが
ボク達Vtuberって「『失敗しても笑い飛ばす』とか『間違いを撮れ高にする』っていう、恥をかいても受け流せる行動を割と無意識に出来るようになっていたんだな。」って改めて実感したんですよね。

・恥をかかないよう完璧を目指すと爆死する

・「完璧マインド」という呪縛

ボク達(といっても主語が大きいので定義するんですが
ケモノVtuberっていう界隈に関しては、ある程度働いて資金や時間のリソースに余裕が出てきた世代がVtuberという存在を見ていて、そこからVtuberとしてデビューするという方が割と大多数を占めるんじゃないかなと思っているので「ボク達」として定義)


ボク達って僅かの隙もない完璧なコンテンツを提供できるとは正直思ってないんですよね。
普段の仕事に関しても「完璧なものではなく、『OKなもの』を作れれば良い」わけですから。

そこに並行して失敗をしても、「あ、やべw間違えたwちょちょいのちょいっと修正w!」みたいに失敗に対する許容値もどんどん上がっていくんだと思うんですね。

でも、この辺の感覚って、正直働いて賃金を得るようになってから養われる感覚だな~って実感しましたね。


仕事を始めたばかりは、「完璧に仕事をしなきゃ!」って気持ちになってるわけじゃないですか。

そんな時って、何をしたら良いかわからないからオドオドしているし、意味分からない行動で場をかき乱すし、失敗したら恥ずかしいしめちゃくちゃ落ち込むし、怒られでもしたらこの世の終わりみたいな気分になって縮こまってた訳ですよ。

そんなビクビク怯えている内は、自分で仕事を動かすなんて事出来ないんですよね。これって大分厄介な呪いだと思うんですよ。
まぁ悪い言い方すると「仕事ができない」「安心して仕事を任せられない」って言い方になっちゃうんですけど……。




・この「完璧マインド」をVtuberにそのまま持ってくると

この「完璧にしなきゃ」っていうマインドのままでVtuber始めてしまうと、そもそも「Vtuberのリスナーや同業者に対してやらなきゃならない仕事」も出来ない訳ですよ。


  • 「オドオドしていて支離滅裂な事を言う/ボソボソ喋る」

  • 「意味不明な自信満々さで、場の雰囲気を壊す」

  • 「失敗したら雰囲気がお葬式になる」

  • 「ネガティブな気持ちを前面に出す」
    こんなVtuberダレが見ますか?っていう話になっちゃうんですよね……

    こういう行動は、「失敗」ではなく「タブー/禁域」レベルのやらかしなので、取り返せないと思っていいレベルです。

    ボクがこれをリスナーとして見てたら推しの配信だとしても即抜けちゃうし、なんならアンチ化はしないまでも「あいつが居るから見ない」って気持ちになっちゃうのは十分可能性として有るよなって…。


ボクは配信で年齢を明言していて、特に活動に対する問題ないので言っちゃいますけど、
もしも、ボクが十代の頃Vtuberを始めて、自分のドライブ配信に凸した立場だとしたら

  • アピールしなきゃと思って他の参加者を押しのけるように、急に饒舌になったり

  • 変なこと言ってしまったなって恥ずかしいから、ボソボソした喋り方になったり

  • 歪な認知から『これは面白い』と思い込んでいる話を嬉々として喋って空気を凍らしたり

  • 破滅的な気持ちになって「すみません、ボクは存在する価値のないゴミカスです……」とか言って周りに要らん気を使わせたり

するんだろうなって、ありありと容易に思い浮かぶんですよね。完全に悪循環にハマって存在が本物のお葬式になりかねない気しかしない……。


正直、これから新しくVtuber始めようって方は、この完璧マインドをなんとかしてから活動始めたほうがベターだよなって思いました。
既にデビューしてしまっている方で、今こんなマインドだったら、ボクからは頑張って下さいとしか言えないんですが……




・対「完璧マインド」用ワクチンの処方箋 ~企業Vの配信/切り抜き~


「完璧マインド」の処方箋としては、
最初から完璧にこなそうと考えない。裏を返せば、失敗したときの対処をシミュレートしておく事だと思うんですよね。

失敗に対する正答例が「大手企業所属のVtuberの立ち回り」に詰まってるんじゃないかなって思います。
半年ROMれ(見るだけで情報収集に徹しろ)っていうのはいい言葉だよなって思うわけですよ。

この辺の失敗とか気まずさに対する対処力って、ある意味大手企業に所属したいなら鍛えておくべきファクターじゃないかなとも思ったりしてるんですが、今は関係ないのでこの辺りで切り上げます。
「失敗」を「撮れ高にする腕力」を身につければ、割と図太く活動出来るんじゃないかなって思います。
まぁ図太すぎても鼻摘まみ者にされてダレからもコラボしてもらえなくなるとかある危険性は有るんですが





・ヒトは「完璧な成果物」より「安心して任せられる存在」を求める

・継続視聴性を高めよう

Vtuberからみた一番おいしいリスナーってどういう存在ですか?
って質問をしたら「いつも来てくれるし、コメントもくれるし、動画とかアーカイブの宣伝もしてくれる方」だと思うんですよ。

じゃあソレってどうやったら獲得できるかといったら
「いつも安心して見れる、安定感がある」活動を継続してできていると増えてくれるんですね。
裏を返せば、「禁忌/タブー」を侵さない活動者であるべきって話ですね。

「戦略たててめちゃくちゃ面白く出来て、バズったコンテンツ」から新規のリスナーさんは来てくれるかもしれませんが、
それが定着してくれるかは、継続して安心して見れる工夫や努力をして、リスナーさんに安心感を提供できているかどうかに依ると思うんですよ。

・〆の言葉(ぶっきらぼう)

で、その安心感っていうのは「失敗してもリカバリーできる」っていうスキルに裏打ちされている訳で
これからVtuberを始めようと思っている方は、上で説明した「完璧マインド」から一歩脱却できると、配信者としてちょっと上のステージに立てる様になるかなっていうお話でした。

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