2020年note10選 #N1グランプリ2020
おーもーしーろーそーう!!と、すぐ思ったこちらの企画。
遅ればせながら(?)参加。
私は今年noteを始めたので、この振り返りはそのままnote歴の振り返りになる。129記事公開したみたいね。
ではいざゆかん!
10.表現できたで賞
夢をもとに書いたショートショートなんだけど、世界が終わったという寂寥感と水に溢れた透明感を表現できているような気がする。登場人物が子どもだけなのも、これからが始まりなのか終わりなのか分からない感じがして好き。自分でね。
①と②があるんだけど、①の方が自然体で文章を書けているので、こっちを。
9.優しいで賞
一見するとだめかもしれない、逃げかもしれない、それでも守るためには正しいってこともある。
こんなんもありなんだよきっと。と、疲れたときに読んでほしい詩。私だったら、この詩に救われるタイミングがあった。
8.リズムがよいで賞
恋って、よくわからんやないですか。特に私はよくわからんくなってきてて、不安とごっちゃになってて、それを表現したかったんだ。
リズムになっていないリズムが自分で結構気に入っている。特に気に入っているのはここ。
あなたここにいるのに いま
わたしもここにいるのに
うまく網が張れないの どうして
もがいて酸欠 莫迦みたいね
網がないとうまく気持ちをとどめておけない。もがいたら酸欠になる。これって恋と不安とに共通する部分じゃない??
7.よくやりましたで賞
これはもう自分的には絶対外せない。その割に7位だけど。
思い出を残すため、というか心を整理するために書いたんだけど、人の死に接するにあたって伝えたいことが書けたかなあと。
(中略)黒い車を皆で深々と礼して見送った。死者には――死に触れられた存在には頭を下げる。それは間違いなく母なのに、一緒に生活して笑っていた人なのに、私は深々と頭を下げた。(中略)
が、それはとても不思議な、奇妙と言ってもいいような気分だった。
(前編より)
この奇妙な感覚。違和感とも言える感覚。この感覚を伝えられるのは体験者しかいないと思う。
全体を通して笑いを織り交ぜつつ、誇張もなく、ここまでまとめられた自分すごい。
6.挑戦したで賞
ショートショートっぽくないショートショートを書きたかったやつ。
新しい試みの割にはできたんじゃないかなと思う。最後忘れちゃうってところがなんとも、ね。淡々と、それでいて寂しくて、それでいてなんでもない無機質な感じ。
5.怖さを描けたで賞
サトウ・レンさんの企画に乗っかったもの。企画ものは有難い。自分だけじゃ思い付きもしないものが出来上がる。
これは、自分的には妄想の怖さを描いたつもり。精神面のホラーというか。タイトルを敢えて逆説的に取った皮肉さ、その伝え方、がんばったよ自分。
4.ちょっとハラハラさせたで賞
これまたサトウ・レンさんの企画。普段書いているものより長めになった。ちょっとSFチックというか、毛色の違うものを書こうかと。存在の揺らぎっていう壁を描いたんだけど、たぶんシチュエーションは違っても本質的にはこういう問題に向き合う人が現代社会では特に多いんじゃないかと思うのね。なにがなんだか分からなくさせておいてからの設定開示。この流れは好き。
3.予想外にいいねもらえたで賞
これは完全に外的評価。ほんっとうに予想外にたくさんいいねをいただけて自分が一番驚いた。
たぶん、たぶんだけど、「やさしさ」をテーマにした応募作品で「すれ違い」を書いたからじゃなかろうか。ある意味ハッピーエンドなんだけど、王道ではないと言うか。その視点の作品ってあんまりなかった気がする。
2.発想がよいで賞
これは、発想が良いと思うの。嘘の幸せと嘘の絶望を描きたかったの。断然リライトの余地はあると思うけれど、発想が秀逸なのでよし!(ということにする)
真正の嘘つきって、どこからどこまでが嘘なんだろうね。なにを盗んだんだろうね。考える余地のあるところが自分で好き。
1.自由で賞
はい1位だよ~! これは結構自分で気に入った詩。中身もそうだけど、全部ひらがなってところがいい!同音って、色々な解釈持てるでしょ?日本語の面白さよね。
読み手の解釈に委ねた作品。どうとでも読める。そういうの好き。
<まとめ>
いやー、長くなったね。お付き合いいただいた方々ありがとうございました。(いらっしゃるのかな?いらっしゃれば嬉しい)
褒め倒すの会、ということでしたが、どっちか言うと自分で褒められるのが10もなくて焦った。褒めたは褒めたけど、あーこれもうちょっとこうした方がよかったなーとか、そういう視点で見返せたっていうのが大きい。
まだまだ精進する余地があるということですな(ここで謎の褒め)。
自分の作品を読み返すと、リライトしたいなーできそうだなーってのもいくつか出てきたので、リライトもしてみたい。なんならどなたかリライトしてくださいお願いします(厚かましい)。
そして、断然1位!と言い切れるものもなかったので、そういう作品を創ることを2021年の目標にしようかな。
こうやって振り返るっていいね。この企画、定期的にやってくださらないかしら。(他力本願よくない)
企画ありがとうございました!!!!